1960年代に、養老公園の字高林(たかばやし)に天皇の行幸跡として「聖武天皇」と書いた碑があったが、残念なことに撤去されてしまった。現在その場所はパークゴルフ場になっている。
また、聖武天皇の碑から東南に降りていったところにバンガローがあった。周囲には石垣や礎石が残っていたという記録があるらしいが、詳しいことは記憶していない。

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養老には養老の滝以外に大きな滝が二つある。多藝(たぎ)の滝と秣(まぐさ)の滝である。
多藝の滝は小谷山にある。養老町直江が所有していて、保安林か禁伐採地域の為か木を切っていない。昔のままの木が残っているので紅葉が大変綺麗であるが滝までは道らしき道がない所である。
多藝の滝はいつも流れているわけではなく、涸れている時が多い。
多藝の滝は最近直江の滝とも呼ばれるようになってきた。

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養老でお水取りの行事が行われ始めたのは、1960年頃であろう。
元正天皇の陵墓が奈良にあるので、養老神社の総代と養老観光協会の会員数名で菊水泉の水を持参して奈良まで行き、陵墓にお水をお供えしてお参りをすることを「若水の献上」と言っている。昔は瓢箪に若水を入れて持って行った。

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養老公園在住の中村一氏が子供の頃の1960年代には今の字千人塚に近鉄の野球場と近鉄が経営していたレストランがあった。そこでよく子供たちが野球をして遊んでいた。平成24年(2012)現在は家が沢山建っている。レストランがあったのは現在の大菩提寺の前の住宅が建っている辺りである。
中村氏には京ケ脇と高林に友達がいたので京ケ脇と高林を行き来していた。京ケ脇に行くまでには昔から松林が広がり、その中を抜ける道は一本しかなかった。今はその一本道を通る人はいない。
今のこどもの国や芝の広場の辺りは昔は畑や山林だった。その中のいちご畑ではよく観光客が来ていちご狩りをしていた。今でもいちご狩りについて養老観光協会に電話がかかってくるようである。今では昔のイメージが全く残っていない。
養老公園から養老南小学校に通う子は徒歩で学校まで行っていた。
豆馬亭(とうまてい、養老町養老公園1282)さんの前の鳥居の横にある養老神社の社標は昔養老駅前にあったと聞いたことがある。
「ようろう たきみち」と書いた古い石柱の道標が養老駅から西に坂を登った桜道の交差点にある。現在の場所にある道標は移設されたものという話を聞いたが、元の場所は分からない。
また、桜道の交差点からさらに西に坂を登る道路沿いには、何本もの桜の木が植えられているので、春になり満開になった頃には、桜トンネルと言っていた。交差点から郵便局までの東へ下る坂道沿いには、太い桜の木があったが、道路を広げる際に大分木を切ったようである。今も古い木が少し残っている。

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滝元館遊季の里(たきもとかんゆうきのさと、養老町養老公園1290-167)は養老公園内に建つ老舗旅館である。
滝元館のルーツは江戸時代末期まで遡る。平成24年(2012)現在のご当主、A氏のご祖母によれば、滝元館のご先祖は養老の滝のそばの瀑布入浴所で焼餅などの販売をしたり、滝に打たれる人に浴瀑衣(よくばくえ)をお貸ししていた。
明治15年(1882)の養老公園全図には、掬水(きくすい、養老町養老公園1286-1)、千歳楼(せんざいろう、養老町養老1079)、豆馬亭(とうまてい、養老町養老公園1282、当時は村上楼)などとともにその瀑布入浴所が描かれている。養老の滝に訪れた修験者や有名な漢学者は、瀑布入浴所で滝に打たれる前に浴瀑衣に着替えたと思われる。滝行はおそらく江戸時代から行われていたので、滝元館は、全図が作成された明治15年 (1882)より前、江戸時代の後期頃からあったと考えられている。
大正になってから、現在の地に旅館を建て、空に近いため「瑞雲閣」と称していた。戦時中は、濃尾平野が一望できるため高射砲の陣地が近くにあり、軍隊に接収されて兵舎になっていた。
終戦を迎えてから「緑風荘」と名乗り、その後「滝元館」とした。
その後昭和33年(1958)に木造二階建てとし、客室を19室、大広間150畳の本格的な旅館を新築した。昭和38年(1963)には滝元館本館を鉄筋三階建てに建て替え、三階に展望風呂を造った。
その後、高度経済成長の波にのって発展したが、バブル景気が崩壊し、平成となってからは従来型の旅館では生き残れないと思い、いつの時代にも対応できる旅館を課題に取り組んできた。旅館名については、まわりの「風」「光」「景色」など季節や時間によって変わり行く時の流れを感じていただきたいと思い「季節を感じていただく山里の宿」、すなわち「滝元館遊季の里」と名づけた。平成9年(1997)に滝元館遊季の里の基本計画ができ、翌年旧館を取り壊しに掛かった。平成11年(1999)9月7日に竣工式を迎えて「滝元館遊季の里」として新築オープンした。
滝前広場に10年ほど前まで滝元館が経営していた茶店があった。
滝元館には今上天皇が1960年代頃、皇太子時代にご宿泊された。また、最近では三笠宮妃殿下が2012年10月の国体の時にご宿泊された。

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