災害

昭和10年代に小倉谷が切れて、大量の土砂により県道225号線が遮断された。小倉谷が切れたのはその時だけで、伊勢湾台風の時も切れなかった。
伊勢湾台風の数年後の台風で小倉山の杉や檜が倒れた。
小倉谷が津屋川とぶつかる辺りから50m南に有尾が管理する津屋川から
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津屋川に2つある横屋の樋管のうち1つは、江戸時代からあり、現代も使われている。水利権も江戸時代に獲得し、現在も有効である。換え取りと呼ばれる足踏みの水車で苗代に水を入れた。
田の五軒屋で堤防が決壊し、村民は高地へ上がっていった。田地区のあたりの堤防は村内で何
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田の東側に堤防が湾曲している所があるが、それは堤防が決壊した後で再度築堤する時に、少しでも地面が高くなっていた場所を使って堤防を作るようにしたためである。
田の南に田地区、有尾地区、横屋地区の三地区専用の排水樋管がそれぞれやや離れた場所にある。このあたりの地
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有尾の馬頭観音と薬師堂の祭りは9月の第1日曜日に合同で行う。お祭りでは明楽寺の住職がお経を上げて、子どもたちにお菓子を配り、夜になると大人たちに酒をふるまう。この薬師堂はもとは処刑場にあったが、何度か水害で流されたため現在の場所に移された。薬師堂にある7体の地
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養老町の橋爪(はしづめ)の村は象鼻山(ぞうびさん)の南側の現在は牧田川が流れている場所にあったらしい。岡ヶ鼻(おかがはな)という字名であった。橋爪村は慶安3年(1650)の牧田川の水害にあい、より高い土地を求めて現在の字村内 (むらうち)地内に移住してきた。
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