養老町全域

飯田には一時、寺院が11箇寺あったが、なぜ多くの寺院が建てられたかは不明である。相順寺は庄屋の菩提寺のような存在であった。
かつて飯田に在住、現在は大垣市船町で八百屋を営む高木氏から梵鐘を寄進されているということを聞いたが、この高木氏は門徒ではない。高木氏の
[...]

室原、祖父江、江月、飯田、飯積の5つの輪中は徳川中期から領主を尾張藩、天領、大垣藩の3つに分けられた。為政者を分散し、一ヶ所が力を持たないことを重視した政策である。5つの輪中が集まるという特殊な地域であり、地形的にもそうならざるを得なかった。小・中の河川が入り
[...]

薬師院は昭和27年に県庁へ寺として届けた。院の責任役員記録が保管されている。
大春(たいしゅん)禅師が享保元年(1716)に薬師院を開いた。薬師院開祖からの位牌があり、最古のものは享保年間(1716)である。大坪村代々の庄屋、日比朝右衛門の墓標が薬師院にある
[...]

祖父江にかつて渡船場があった。その近くには潜り橋がかけられたが、今は無い。

祖父江輪中は34町の広さで日本でも最も小さい輪中である。性質、構造、景観、施設は江戸時代から変わっていない。また排水機を各輪中が所有している地域もこの牧田川以北のみである。江戸時代の統治の流れを組んでいる。段海村は多芸、不破、安八の三つの郡と接点があった。この
[...]