御鍬神社(白石)は京ヶ脇と白石が共同で祀っていたが、いつからか別々に祀るようになった。昭和40年代頃はまだ京ヶ脇の青年団が白石の御鍬神社と関わっていた。社が山の上の方にあった為、祭では白石と京ヶ脇合同で豆馬亭(養老公園1282)のあたりから登って行った。
御鍬神社の祭りは、昔は10月25日に行った。平成16年頃までは薬師祭り、大神宮の祭り、御鍬神社の小祭りを全て合わせて10月14日に行った。最近では薬師祭りを10月第3週の日曜日、御鍬神社と大神宮の祭りをその翌週に行っている。祭りは総代主体で行われるので、総代が変わると祭りの日付が変更されることもある。神官は呼ばない。
昭和10年代には、白石でお祭りが終わった夜、京ヶ脇のお祭りのために住民が提灯を灯して迎えに来た。京ヶ脇のお祭りが終わると白石に戻された、いわば申し送りの神様である。
御鍬神社の御神体は鍬と鎌であるが、祭りの時には仮の御神体をお札に書いて送り迎えをした。
平成16年頃までは山の神の祭りも、旧暦11月7日に行っていた。2010年現在は養老神社に合祀されており、山の神としての祭りも行っていない。山の神の祠は養老神社拝殿の向かって左側にある。
社は山の上のどの辺にあったのか、未確認である。
表示位置は白石の大鍬神社を示している。