養老町の料理旅館掬水(きくすい、養老町養老公園1286-1)の近くに、1940年代頃まで和の池(なごみのいけ)とよばれた池があった。この池は時代ははっきりとは分からないが、養老の山で地滑りが起きた時に、養老神社の菊水泉やその下あたりが一町八反(約1.8ha)程ずれ落ちるなど地形が変わったためにできたのではないか。
和の池には徐々に土砂が流れ込み、2012年現在は規模が小さくなっている。
和の池の水は養老神社の菊水泉が流れ込んでいたが、和の池が埋まった事によって行き場を失った水が養老神社の階段の方へ流れ出てくるようになった。和の池の土砂をしっかり浚えば水の流れが元通りになり、階段に流れ出ている水が止まるのではないだろうかと思う。
表示位置は和の池があった場所を示している。