食事

仁位は、本村宇田との関係が深かったが、橋爪・金屋とはあまり関係がなかった。ただ、橋爪若宮八幡宮をまつる加藤家とは関係がある。
仁位は昔は19戸で分家も少なかった。現在30戸数前後にはなったが戸数の増加は近隣の村と比較しても最も少ないであろうが、戸数が少ない分
[...]

宇田の青年団は西勝寺が総元であった。社務所などを借りて会合を開いていたが、畳と板の間の二部屋があり新人は板の間にしか座れない等上下関係が厳しかった。追弔会(ついちょうえ)や敬老の日には二斗釜で湯立てのご飯を炊いたり、ごちそうを作るのが大変だった。

蓮沢寺(れんたくじ)の前身は、上段海(かみだんがい)から水を避けて色目村へ移った人々が、安福(やすふく)氏一族のための安福(あんぷく)寺には参れず、文明11年(1480)蓮如上人の名号「南無阿弥陀仏」をもって色目村道場を開いたことが始まりである。
現住職(平
[...]

長願寺では、法事よりも重要な行事として、御取越(おとりこし)が勤められ、大半の門徒がお参りされる。70年近く前は、門徒のうちの一軒に村中の人が集まった。30人規模の集まりで、のっぺ汁と番茶で米を砥いで番茶の葉を混ぜて炊く茶飯をふるまった。
長願寺境内に冨長蝶
[...]