交通

養老町石畑にあった椿井(つばい)という地名は、日本各地に多く存在する。
石畑のあたりはかつて椿井郷(つばいごう)と呼ばれていた事が浄誓寺文書に残っている。
浄誓寺付近の字名は東門(とうもん)というが、大きな門があったためこの字名が付けられたのではないだろう
[...]

養老町の石畑にある浄誓寺(じょうせいじ)の裏の坂道を東へ下がったところに、人力車の取次所が2ヶ所あった。
人力車の取次所は、浄誓寺の地蔵堂の南の、現在「注意 最徐行」の看板があるあたりの山手側にあった。そこから養老公園へ向かう坂道が始まる。多くの旅人が利用し
[...]

石畑村(いしばたむら)の庄屋の家系である稲葉家は養老町石畑の浄誓寺(じょうせいじ)の門徒で、浄誓寺の北に大きな屋敷を構えていた。
明治以降、稲葉家一族は勢至へ移り住み、その後高田へ移り住んだ。稲葉家が石畑から勢至へ移ったのは、勢至谷の水を利用して、製粉業を行
[...]

養老町上方(うわがた)に白鳥神社が祀られている。境内には本殿の北の方に御鍬神社と弁天神社、本殿の南側に秋葉神社と神明神社が祀られている。
弁天様は昔、上方の山の上に祀られていたがそこまで登るのは非常に危険で、道に入るのに村の許可が必要であった。
山の頂きに
[...]

A氏は、昭和29年(1954)に「ひらけゆく郷土」という本を作った。社会科の副読本として、各学校へ15冊位ずつ配った。当時まだ養老町の図書館はなかったので町の図書館には置いていない。
その時の写真は、自分で撮影に行き、現像もすべて自分でやった。
原板は残っ
[...]