養老町全域

下笠の伊勢代参は今も行っている。昔は、行きは百姓の格好で卵を持って行き、途中で路銀の足しにした。戻りは卵を売ったお金で紋付、袴に大小を差して帰ってきた。
素戔鳴(すさのお)神社には伊勢大神宮、伏見稲荷、南宮、牛頭天王の4神が祀られており、代参ではそれぞれに参
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栗笠の秋葉神社の代参は今も行っている。以前は4、5人で行っていたが、平成18年頃からは、秋葉講に入っている人が10人くらいでマイクロバスに乗り合わせ、浜松の秋葉神社のお祭りが行われる3月17日までに行くようになった。大型のお札については神社に納め、秋葉講に入っ
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栗笠では、市神神社の東側に建てられている大神宮の燈明は、もともとは栗笠湊の現在石碑のあるあたり、栗笠区字五島新田地内にあったものが、堤防の改修により現在の場所に移された。

船附では、大神宮が堤防から村の南西へ移転された。

栗笠の観音堂は養老町栗笠にある市神(いちがみ)神社付近にある、創建年代不詳のお堂である。そこには「おもかるさん」と呼ばれる1体の石仏と、「西国三十三ヶ所」に由縁のある33体の石仏が安置されている。これらの石仏は、もともと栗笠湊の近くに並んでおり、漁師や船頭さん
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