経済

三郷輪中堤防の草刈りは、田地区の土地改良区という組合をつくって行っている。また養老町から津屋川の堤防の草刈りなどの管理も委託されている。
江ざらえと呼ぶ農業用水掃除の後に田地区の総会を年2回行っている。

昭和20年代には、小倉谷の砂防工事はほぼ完成していた。堰堤は赤岩神社の上に1ヶ所、その南に1ヶ所ある。平成になってからもっと奥の方も工事をした。
小倉の村は6組に分け、各組12~13戸から構成されていた。組単位で小倉山の割り当ては決まっていたが、小倉谷に流木
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小倉谷からはほとんど水が出ないので、生活水は津屋川から取っている。小倉には河間がたくさんあった。石を組んで囲い、洗濯場にしていた所もある。昭和30年代にはつるべ井戸もあった。津屋川の水位があがると河間の水量も増える。河間は、鷲巣の専明寺付近から小倉にかけて点々
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小倉山の峰の一つに、鷲巣(わしのす)の飛び地で、薬師山と呼ばれる場所がある。昔薬師山には小倉山光明寺というお寺が建てられていた。養老郡志(p.562)によれば、文禄元年(1592)に薬師山の光明寺から薬師如来を持ち出し、鷲巣村に堂宇を建てて安置した。この薬師如
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京ケ脇より南、赤岩神社の北に七つ屋という地名がある。昔この集落には神社や寺があった。段々畑や棚田もあり、小倉谷の水を引いて農耕を行っていた。昔は水量が多い為、山が崩れて水源が散らばった。貯め池があり、その水を棚田に利用していた。やがて山中での稲作は不都合が多い
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