京ケ脇より南、赤岩神社の北に七つ屋という地名がある。昔この集落には神社や寺があった。段々畑や棚田もあり、小倉谷の水を引いて農耕を行っていた。昔は水量が多い為、山が崩れて水源が散らばった。貯め池があり、その水を棚田に利用していた。やがて山中での稲作は不都合が多い為、集落は山の下に移った。貯め池は残っているが最近では水が貯まらなくなった。
七つ屋の周りは、その昔は松茸がとれた。今は、松茸はとれないが舞茸はとれる。
七つ屋のあたりは昔棚田が作られていたが、現在は神社所属の土地となり、木が植えられている。
七つ屋のふもとの方に「馬場(ばんば)」という地名があり、江戸時代に侍が馬の飼育や訓練をしていたのではないかと考えている。
表示位置は七つ屋を示している。