養老町養老公園に、老舗と言われる旅館が何軒かある。
中でも千歳楼(せんざいろう、養老1079)は養老町白石在住のA氏が子供だった1940年代頃を思い出しても格式が高く、他にもある養老公園の旅館とは明らかに別格で旅館に出入をすることも話を聞いたりすることもなかった。
千歳楼の経営が吉岡楼に移ってからも白石区とは殆ど付き合いがなかった。
それに対し豆馬亭(とうまてい、養老公園1282)や料理旅館掬水(きくすい、養老公園1286-1)は地元の人間と馴染みが深く、子供の頃からよく出入りしていた。旅館の方もよく若い人たちを招いて自由に出入りさせていた。