西岩道(にしいわみち)の人が口ヶ島(くちがしま)地内に所有している田んぼがたくさんある。広幡地区は東の方が土地が肥えているので、口ヶ島は西岩道に比べると収穫高が少ない。
口ヶ島の元庄屋の田中耕馬(たなか こうま)氏は口ヶ島の土地を多く所有していたが、西岩道の人が口ヶ島の中に所有しているような農地にむかないところは殆ど所有していなかった。田中耕馬氏の土地は戦後の農地解放で全て買い上げられてしまった。
西岩道の有力者が口ヶ島の人の土地を持つことは少なかった。逆に大跡(おおあと)の有力者は、大跡の集落からより近い口ヶ島から、昭和初期に土地を購入した。

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表示位置は口ヶ島の田んぼを示している。