生き物

瑞穂西では養老町外で仕事をし始めると、農業よりもお金になるので田畑をやらなくなった。桑名の鋳物工場で働く人もいた。今は車や電車があるので仕事先は大垣・桑名・名古屋・大阪と多岐に渡る。
瑞穂ではサツマイモを五三川の川岸で作っていたことがある。魚はたくさん取れた
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南直江のあたりには欅(けやき)の巨木がたくさん生えていた。多芸橋周辺にはたぶの木が多かった。
たぶの木は成長が早く、どんどん水を吸って大きくなる。年数と木の大きさは無関係である。

押越の八幡神社には金比羅様と神明様が祀られている。以前は大人6人が手をつないで囲めるような大きな杉の木が植わっていたが、伊勢湾台風の後、落雷に遭って傾き、危険なため切り倒された。
八幡神社が所蔵している貞治年代(1362-1367)の頃の美濃の刀匠、直江志津
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飯田143では昔はフクロウやカッコウが庭に来たり、ゴイサギ、カワセミが屋敷の裏の池の辺りに来ていた。池には亀がきて卵を産んだり、狸かアライグマが庭にいたと近所の人に言われたり、部屋の中にアオダイショウが出たりするなど、自然が豊富だった。また、飯田には巨木があっ
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段海村には淡海城(だんかいじょう)という城があった。城主は織田信長が西美濃から大垣を攻める大垣城攻略のために派遣した、尾張津島神社の神官の次男、祖父江国舎(そぶえくにのり)である。津島神社の神官は昔から現在に至るまで祖父江という姓を名乗っている。
戦国時代は
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