祭礼

祖父江ではお葬式を斎場で行うのは約半数ぐらいだったが、近年若干斎場の割合が高まってきたかなとは感じている。通夜に関しては自宅で行うことがほとんどである。

大坪には共同の墓があり火葬が終わった遺骨のひとかけらを共同のお墓に納めてから遺族は帰宅する。共同墓は一畳ほどの御堂になっており、村民により永代供養される。当番は1年ずつ交代で務める。

飯田に無縁墓地があり、石塔が置かれている。
飯田での葬式は、昭和30年代は遺影は無く位牌が祭壇の中心に置かれていた。

村の東北に池があり、大蛇が住んでいたので地名を蛇持と名づけられた。
船で魚をつかまえに行った人が大きな魚と思った生き物(実は大蛇)の上に乗り上げた。降りられなくなってしまったが、謝ったら放してもらえた。南宮大社では大蛇を持って舞う行事があり、舞の中で口を開く
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祖父江では報恩講や伊勢参り、左義長を行っている。お寺の行事で改修工事がある場合など、江月、祖父江周辺では積極的にお布施を出し合う。また、割り当ても現在の身代(財産)、先祖の偉業を考えた上でお布施の割合を決める。決めた後にも隣近所を意識して競い合ってより多く出そ
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