祭礼

沢田の下町、上町をマチ、山手の本郷をマチマチと言った。昭和10年代は店が多く、自転車屋、旅館、雑貨屋、塩屋、菓子屋、家畜商などがあった。また、法事や葬式の請負もあったので、高田まで行かなくてもほとんどの用は沢田内で間に合った。旅館には北陸へ行く旅人や行商人が多
[...]
京ヶ脇では伊勢参りと静岡県浜松市の秋葉参りが行われており、年行司が代参する。昔は伊勢参りで津屋川を下った。
明徳地区の踏切の脇には地蔵堂があるが、電車にはねられて亡くなった方の弔いのために、明徳地区で建てたものである。年一回、経をあげ供養をしている。県道南濃関ケ原線の拡幅に伴い、線路の東側に移動された。

若宮神社(石畑)の祭神は応神天皇、比咩神(ひめがみ)、神功皇后(じんぐうこうごう)である。永禄8年(1565)に石畑の庄屋であった山幡五郎右衛門(やまはたごろうえもん)により勧請された。
若宮神社は、同じ石畑内にある大桑神社より古い歴史を持っている。
若宮
[...]

久々美雄彦(くくみおひこ)神社は、現在は祭神を三柱祀るが、元々は四柱だった。何神様だったかは忘れたが、一柱は大垣市上石津町乙坂の神社に譲った。総代は年に数回の当番仕事がある位で特に権威がある訳ではない。
久々美雄彦神社の祭りでは、昭和7,8年頃は親戚をよんで
[...]