行事

宇田の青年団は西勝寺が総元であった。社務所などを借りて会合を開いていたが、畳と板の間の二部屋があり新人は板の間にしか座れない等上下関係が厳しかった。追弔会(ついちょうえ)や敬老の日には二斗釜で湯立てのご飯を炊いたり、ごちそうを作るのが大変だった。

北野神社の例祭は4月25日に行われ、馬頭観音を祀る馬頭さん祭りも兼ねている。
北野の馬頭観音、地蔵盆は西徳寺、西勝寺に交代で勤めてもらう。
昭和35年(1960)に北野天満宮・馬頭さんの神事は北野のみで行うようになったが、それ以前は宇田全体で行っていた。

豊の氏神である吉田神社は総本宮を京都に持つが、祭礼などは豊周辺の神社と同様に行われる。京都の吉田神社への代参はしていない。吉田神社の秋の祭礼では1970年頃まで手筒花火を打ち上げていた。吉田神社には神明神社が合祀されており、また天満神社が東に隣接している。本来
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西徳寺は開基してから約630年を経過し、平成22年の現住職で22代目となる。長享元年(1487)に初代住職が亡くなったとの記録がある。転派して浄土真宗になる寺院が多いが、西徳寺は開基から浄土真宗の末寺として列している。本堂は再建後180年程経過している。濃尾地
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須賀神社は安久の村社である。以前は現在地から道を挟んで東側にあったが、昭和36年(1961)名神高速道路建設に伴い現在地に移転した。10月5日に須賀神社の祭礼が行われる。祭りでは祝詞をあげ、境内に提灯を灯す。以前は高田の大橋氏、現在は揖斐川町の三輪氏が神官を務
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