信仰

高田を蓮如(れんにょ)が通った記録はないものの、養老町には真偽は定かではないが蓮如の名号(みょうごう)の掛軸が随所にある。

養老町史によると、養老町には84の仏教系寺院(法人)があり、このうち63が浄土真宗の真宗大谷派である。
同派は、京都の東本願寺を本山とすることから、通称「お東さん」とも呼ばれる。養老町の浄土真宗寺院の多くは天台宗から転派した。
自分だけの力で悟りを開こうと
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専明寺(せんみょうじ)は、鷲巣(わしのす)にある浄土真宗の寺である。創建年代は不明であるが、もとは天台宗で、勢至村(せいしむら)にあった。その頃は勢至山光堂寺(せいしざんこうどうじ)と称し、多芸七坊の一であった。寛正5(1464)年に浄土真宗に改宗した。その後
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鷲巣(わしのす)には他所門徒(よそもんと)の家が何軒かある。
高田地区押越に住むA氏一統の内数軒は押越の西福寺の門徒であった。西福寺の住職が亡くなられてからは、何らかの関わりがあったらしく、鷲巣の専明寺の門徒に変わられた。
鷲巣には小倉の福勝寺の門徒がいる
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山田貞策(やまだていさく)の没後、山田家が所有していた土地は、ほとんど農地解放により手放すこととなってしまった。
ご子息は山田家の墓地の隣を大巻の村人が寄り会う集会所として、集会所の隣の土地も「お墓がないと気の毒だから」と言い、高柳の共同墓地として村人に貸し
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