信仰

鷲巣(わしのす)の北に関していえば明徳との付き合いはあまりないが、鷲巣の南の方は分からない。A氏の知っている範囲では、明徳から嫁いできた人が一人いるだけで、鷲巣から明徳へ嫁いでいった人や明徳の寺の門徒であるという人もいない。

和田では結婚したら報恩講の時は、姑が嫁を連れてお参りに行った。現在はそういった習慣はない。

笠郷で昭和10(1935)年頃は、高田祭に行かないと恥ずかしかった。親の都合が悪い時は、隣の人に連れて行ってもらうこともあった。
後にA氏が池辺小学校に教師として赴任してきた頃、池辺は日吉や室原など、養老の北の方とは交流がなかったが、やはり5月の高田祭には行
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下笠では昔は、結婚や子どもの誕生で、寺や神社へお参りに行った。特に、子どもが生まれた時は氏神の子(=下笠の子)になるということで、神社へ初参りに行く。A氏の息子たちが生まれた時もお参りに行ったが、現在の人たちはどうしているか分からない。
下笠のA氏が生まれた
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養老でお水取りの行事が行われ始めたのは、1960年頃であろう。
元正天皇の陵墓が奈良にあるので、養老神社の総代と養老観光協会の会員数名で菊水泉の水を持参して奈良まで行き、陵墓にお水をお供えしてお参りをすることを「若水の献上」と言っている。昔は瓢箪に若水を入れ
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