桜井では伊勢神宮と秋葉山の代参を行っている。それぞれ2名ずつおみくじで選出し、一度選ばれると45戸全てが一巡するまでは再度選ばれることはない。両社に詣でる日は特に決めていないが、左義長の時に代参に行った人を迎えて白鳥神社の社務所で宴会を行うので、それまでには行かなくてはならない。
五日市では伊勢参りを一時行っていたことはあるが、2010年現在は行われていない。一括で田代神社に12月7日の新嘗祭の時に800円で大麻を注文し、後に当番が配る。高田駅で正装をして伊勢迎えをしている人を見た事はある。
桜井の集落の山側に古墳群がある。昭和初期に発掘を行っており、様々な古墳から直刀が合わせて20本ほど出土したと伝えられているが、戦時中に供出されるなどして所在が全く分からなくなり、現在は一本も残っていない。縦穴の古墳では埋葬者と壷や剣などの副葬品も発見されており、一段高い高座に1名、その両側に1名ずつ埋葬されていた。発見当時伊勢神宮からその埋葬者についての問い合わせがあったが、話が大きくなることを危惧して何も見つかっていないと伝えた。神社の裏手の山に古墳があるほか周囲に少なくとも4か所古墳がある。神社裏手の古墳の脇には石仏があったが、去年の左義長の準備のために山に入ったところ盗まれていることに気付いた。古墳の石積みは桑畑を開墾するのに邪魔になるため解体され、桜井の白鳥神社の石垣に古墳の天井石や鏡石等、1.5m×2.0m程の大きさの石が10数個使われている。
明徳の馬頭観音は、昔牛の爪切り場があった西教寺の前にある。馬頭祭りは4月の第3日曜に行われ、御供物を供えて経をあげる。
白石の大神宮は養老青年会集会所に建てられている。