栗笠湊から九里半街道の碑のある場所までの街道の道筋ははっきりとしない。
九里半街道は農協のあたりから金草川の北側、下の堤防あたりではないかと考えている。そのあたりの道であれば高田の町に入るにも地の利がある。
口ヶ島字寺田地内の屋敷に道標がある。
九里半街道の道標は産業文化会館の駐車場に1本、成瀬氏の庭に5-6本、養老町役場の前に1本あった。産業文化会館の駐車場の道標には「伊勢道、大垣道、養老たき道道標」と記されている。
滋賀県の人々が伊勢代参に向かう時、九里半街道が使われることもあった。A氏がご祖父に聞いた所では、小野氏の家の前の下笠輪中の堤防を通り、大場を経て根古地の湊から船で桑名に出た。あるいは根古地で旅館に一泊したとのことである。
表示位置は産業文化会館の駐車場の道標を示している。