根古地の八幡神社は、正確な位置は不明だが土地が低く水がつきやすい林の中にあったらしく、天照寺の方へ移転してほしいという希望があったので高須藩領主小笠原貞信(おがさわら さだのぶ)氏に移転許可を得て2010年現在の天照寺の南側に移した。また、根古地の八幡神社の御神体が天照寺の森に引っかかっていたのを根古地の人が見つけて、お宮を天照寺の境内に祀ったという話もあり、この話の詳細は養老郡史p.480に記されている。
八幡神社の祭りは天照寺で行っている。祭に使う太鼓は国道258号線を挟んで反対側に位置する称名寺(しょうみょうじ)に置いてあり、祭りの時に国道を渡って運んでくる。国道を作る際に太鼓等が通過できるようにしておくという条件で国道建設に賛成したので天照寺前のガードレールは切れ目があり普段はチェーンでふさがれているが、祭りの時にははずして通行できるようになっている。
八幡神社の秋祭りは10月の第2週の日曜日である。

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「養老町における仏教」によれば、根古地の八幡神社の祭列にはかつて明圓寺と称名寺が一年交代で参列していた。表示位置は根古地の八幡神社を示している。