大場の虫送りは、7月の終わり頃に、昭和20年頃まで行われていた。
昔は、地主の家が持ち回りで場所を提供し、酒と麩のつまみで虫送り行事を行った。藁と竹で10数mの大松明を作って、虫を退治するのが目的だが、行事の起こりは虫に乗り移った平実盛の霊を西の京へ送り返そうとしたことからである。
大場では、誘蛾灯を田植えの前の苗代に灯しておいて蛾を退治した。

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表示位置は大場の地主を示している。