三方山の頂上には牧場があったと聞いている。牧場とは言ったが実際に牛がいたかどうかは定かではない。牧場には滝からか、もしくは上石津の方から上がったのではないかと思う。上石津側の麓は海抜が高い為、頂上までの距離が短い。養老側からは滝から上がるルートのみである。
戦時中三方山に戦闘機が気圧の変化のせいか墜落し、現在も慰霊碑が2基残っている。供養は毎年9月5日に直江が行っている。戦闘機の残骸は京ヶ脇の稲荷神社に下ろされたと伝えられている。
三方山より北に笹が生えており、昔はそこまで草刈りに行き背板(せた)に背負い、イシバ(漢字不明)と呼ばれる木で作った橇に草を乗せて引っ張って運搬した。刈った草は、牛の飼料や畑の肥料に使われた。小倉谷から登るルートは現在は荒れてしまった。笹が燃え、山火事が発生したことがある。

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表示位置は三方山を示している。