石畑では養蚕が盛んだったが、昭和40年頃にはごく一部の家に限られるようになった。その頃まで養蚕をやっていたA氏は養蚕に使う竹の道具などを石畑川で洗っていた。当時、石畑川は川幅が1mほどあり、毛鉤を使ってハエなどが釣れた。また、山に入り薪を担いで歩いている人を見かけた。B氏も、ドングリの木があったのでそれを切り倒して、シイタケを作った。お茶畑や柿、梅を育てている家は昭和40年頃から今でもあるが、他の果樹を育てている農家は見かけない。
行平谷の上あたりで良質の紫雲石が多く採集されたが、2010年現在は全く取れなくなった。

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紫雲石は庭石として、名石とされている。京都や名古屋に出していた。地元の庭にも今も多く残っている。 行平谷は勢至村字行平にある。 表示位置は石畑の桑畑を示している。