林覚寺の創建年代は不詳である。もとは天台宗西蔵坊と称した。文明年中(1469~1487)に真宗に改宗、寛永16年(1639)に林覚寺と改称した。
林覚寺の総代は3年任期で、6月が年度代わりである。元々五日市では総代は1名を選出していたが、ある時2名が同数の票を得、それ以降2名になった。他に金屋から1名、豊村から1名の、計4名である。
林覚寺は天台宗から浄土真宗に転派した。平成22年度現在で住職は15代目である。鐘楼の基礎の石垣部分が傷んでおり、屋根瓦の葺き替えと共に来年改修を予定している。屋根瓦の葺き替えは、前回は昭和40年頃に行った。
春と秋に永代経、11月に報恩講が執り行われる。今では報恩講のお斎(とき)で、お寺に御佛供米(おぶくまい)をあげる人はほとんどいない。
林覚寺では農繁期保育をしており、小さな子供はお庫裏さんが面倒をみていた。一時期農家が忙しい時期に食事の面倒もみてくれて、住民は助かっていた。
表示位置は林覚寺を示している。