祖父江に条里制の名残を思わせる一之坪という字名と、水田の用水を引く所という意味を持つ掛(かけひ)という字名や、井領(いりょう)という字名がある。井領という字名は室原、不破郡表佐(おさ)にもある。垂井町の南宮大社の荘園が井領と呼ばれており、祖父江の辺り一帯まで荘園が伸びてきていた事が考えられる。中世から江戸にかけて、農業においても政治的戦略においても重要な土地だったことが分かる。

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「美濃国諸旧記 濃陽諸士伝」(大正4年発行、大衆書房)p.243参照。 表示位置は字井領を示している。