飯田の八幡神社は、養老町字飯田にある。ご祭神は応神天皇、創建年代は不詳である。
飯田では村の行事は少なくなったが、八幡神社の行事は村をあげて行われる。中でも一番大掛かりで、力を入れている行事は、10月の秋祭りである。2006、2007年頃までは10月10日に行っていたが、会社勤めの人が多いので、体育の日に祭事を行うことになった。2011年までは体育の日の前日に本楽、祭典、体育の日に引き続き、御宴(ごえん)を行っていたが、2012年からは土曜日に試楽、日曜日に本楽、体育の日の振替日に御宴を行うことになった。
神社のお宮の北側にある石碑は、元は神社の表に建っていたが、社碑を新しくした時に、古い石碑を引き取ってもらえなかったので移動させた。
八幡神社は明治9年(1876)ごろに200mほど西から現在地へ遷宮された。元宮跡は、飯田地区字八之坪にある。
また、棟札には、神明神社、御鍬神社、天満宮の三社が明治12年(1879)に遷宮したという記録がある。八幡神社だけ何故先に東に移したのか、理由は聞いたことがない。また、何故比較的近くに遷宮したのかも、不明である。養老町では、水がつくなどの理由で村を移動させる場合に、まず村が移動してあとから神社が移動する例が多い。その際、元は神社と村が同じような場所にあっても、遷宮後は神社が村から少し離れた所に建つ地域もたくさんある。
現在八幡神社(飯田)がある場所の、昔の字名は宮東である。
境内の狛犬はかなり古いと思う。また、境内のご神木の根元に、中央部に四角の穴があいた古い礎石の様な大石(1m×1m)がある。何に使われていたものかは不明である。
年代は不明だが、八幡神社の拝殿の中に古い絵馬がある。

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表示位置は飯田の八幡神社を示している。