昭和年代初めの頃、飯田に青年団があった。青年団の集まりでは、夜によく酒を飲んだ。飲みすぎて怒られたこともある。社務所やお寺、小学校などで集まった。食べ物は、馬肉のひきずり（すき焼き）ばかり食べた。食べたことがない町の人は「馬肉？」と意外そうに言うがおいしいものである。
ひきずりは、肉以外にネギなどを入れて食べた。戦時中は食料がなかったが、戦後から馬肉を食べるようになった。
人口の減少により若い人がいなくなったので、現在、飯田の青年団は解散してしまった。