養老町大巻高柳出身の山田貞策(やまだていさく)は大巻村村長・養老郡郡会議員・岐阜県議会議員などを歴任された。様々な公的機関の役職を船附の谷金吾(たにきんご)と共に務めた。
山田貞策は谷金吾ととても仲が良く、二人で組んで様々な事業に携わった。西濃印刷は谷金吾が代表となり起業した。1997年に掲載された西濃印刷株式会社創立100周年記念の新聞広告に明治30年の会社設立許可証が掲載されており、その許可証には「谷金吾 外九名」と記されている。「外九名」の中に山田貞策が含まれているはずである。
山田貞策は養老タクシーも谷金吾と組んで創立したと思われる。
谷金吾は山田貞策が主宰されていた薩摩義士顕彰会を応援されていた。記念碑に遺族代表として谷金吾の名が刻まれている。
山田貞策のご子息の奥様の千代氏は谷金吾の娘である。山田貞策と谷金吾氏はとても仲がよく、この縁談も二人の仲が良かったためである。
山田貞策のご子息は銀行員であった。谷金吾の何人かの娘のうち、山田貞策は千代氏を気に入り、ご子息の嫁として嫁いできてもらうよう谷氏に持ちかけ、結婚の運びとなった。
表示位置は谷金吾氏の屋敷を示している。