昔は毎年7月15日の農休みに各戸から戸主が集まり、地主の屋敷でムシロをひいて酒と御馳走を食べた。当時は上下の身分が厳しく地主が権威的であったので、地主の命令で村中が出席しなければならなかった。
小作が地主の家に行く時は着物を着換えて、入口に入ると立ったままで待っていた。上の人が来ると深く頭を下げなければならなかった。現在なら人権無視で大問題になるが、当時としては当たり前のことであった。農休みの御馳走は子どもは見ていただけであるが、イモなどを煮たもの位であった。80数人集まるので料理は簡単なものであったが大人は酒を飲むのを楽しみにしていた。
表示位置は橋爪の田んぼを示している。