笠郷尋常小学校の春季運動会では、1930年代半ば頃までは「国旗はコートに翻れ」などと、応援歌に洒落た言葉を使っていた。やがて1937年に閣議決定された国民精神総動員の方針に則って作詞作曲された愛国行進曲に統一された。以前は敬老会でも「国旗はコートに翻れ」を皆で一緒に歌っていたが、平成24年現在で82歳以上の、その歌を知っている人たちが参加しなくなり、歌えなくなってしまった。
愛国行進曲は日本国民の士気高揚のために、明るい曲想、勇壮な歌詞を用いている。太平洋戦争後、アジアを占領した日本軍が各地でも広めていった。表示位置は笠郷小学校を示している。