笠郷地区和田の太鼓は水害で一度無くなってしまった。そのため小野文造氏の父、小野文五郎氏が、伊勢の諸戸(もろと)家に行って、太鼓を作るためのお金を得て新しく太鼓を作った。明治20年~明治30年当時、これほど大きな太鼓は他になかったそうである。なお、諸戸家は自分の土地だけで、桑名まで行けたというほどの財閥であった。
昭和35年(1960年)に、笠郷地区和田が所有する太鼓が再び破れた。当時の自治会長が、一年後三重県の阿部太鼓店へ貼り替えに行った。太鼓の中に作成した日が書いてあったように記憶している。太鼓の写真が和田の集会所に置いてあったように思う。

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諸戸家は山林王とも言われた伊勢の財閥である。明治維新の頃、養老町内の多くの土地を買い占めて地元の人間に管理を依頼していた。 小野文五郎氏(1851-1929)は、長年にわたり笠郷村議会議員を務め、特に治水事業・土地改良事業に尽力された。(養老町史p.286-287)表示位置は和田の集会所を示している。