養老町上方(うわがた)の白鳥神社についてまとめられた、「白鳥神社史」という冊子がある。
白鳥神社史は養老町の元上方区長の大橋鶴二(おおはしつるじ)氏、編集委員長を務めた高木佳又(たかぎかまた)氏、大橋敬二(おおはしけいじ)氏が発起人となり、高木正義氏、田中安次郎氏ら7人が編集した。
白鳥神社史にぬくとばの畑から出土した須恵器の話が出てくる。ぬくとばとは地元の人が呼んでいた通称ではないかと思われる。大橋鶴二氏の話によれば、氏が20代の頃(昭和20年代半ば)に上方の山の上の方にあるガラガラした石が散乱するぬくとばの畑へ作業をしに行った折に須恵器を見つけた。当時はその須恵器の価値がわからず、大垣市に住んでいた岐阜大学の林周教(はやしかねのり)先生に相談したということである。大橋氏からは畑の中から須恵器だけではなく剣なども一緒に出たという話も聞いたが、詳細が不明なので白鳥神社史には未掲載である。
白鳥神社のご神体である鰐口は写真でさえ見ると目が潰れると言われていたので、白鳥神社史の編纂作業時にはあまり調べていない。
白鳥神社史は60部か70部ほど刷った。

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表示位置は白鳥神社(上方)を示している。