押越では、各家に井戸があった。夏場に水が干上がることもあったが、その時はポンプを使った。
現在は30間(約54.5m)掘っているが、昔は6間(約11m)堀りであった。その為、吹き上げる力がないので、家の階段の下の低い場所に井戸を掘った。
水場は二つに仕切ってあり、綺麗な水と下に落とす汚れた水に分かれていた。井戸は各家にあるのがあたり前で、貧しい家にも井戸はあった。共同の水場はなかった。A氏が井戸堀を始めた。
冷蔵庫がない時代は井戸を使って物を冷やしていた。風呂は井戸水をバケツで汲み上げて運びこんだ。
表示位置は押越の水場を示している。