昔の井戸は鉄管ではなく竹管であった。口ヶ島の住人、A氏の家では、昭和20年代後半頃に井戸を掘った。樋門等で有名な日比鉄工(ひびてっこう)が開業間もない頃に井戸の中に鉄管を入れてくれた。その当時、A氏宅は古い2階建てであったが、棟の上まで水が噴き出した。作業している人は、カッパ代わりに笠と蓑を身につけ、「ここは良く水が出るな」と言っていた。
A氏が家を建て直した時、新たに井戸を掘った。口ヶ島(くちがしま)は、西から東方向に水脈がある。A氏宅の裏の家は水脈がないのでなかなか水が出ないが、A氏宅とA氏の南側の家はよく出る。2012年の日照りでA氏宅の井戸が干上がったのは3、4日程度だった。

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表示位置は口ヶ島の井戸を示している。