養老町石畑(いしばた)の浄誓寺(じょうせいじ)の地蔵堂には、浄誓寺やその周辺で見つかった多くの石仏や石塔がある。石仏は全体的に小振りで、銘の入ったものはない。
浄誓寺には石仏は多数あるが、骨壺があったという記録はない。最も古い石塔は、文明10年(1478)の五輪塔で、大きさも一番大きい。お堂に納められている石仏や石塔の大半は1400~1500年ごろのものである。名前が刻印されているものもあるが、浄誓寺に直接関係するものかどうかは不明である。浄誓寺にある石仏、石塔のほとんどは砂岩で造られており、海津市南濃町志津の谷から運ばれた石であると思われる。
毎年8月24日に、浄誓寺の地蔵堂で子ども達を集めて、地蔵盆が勤められる。

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石仏は、当時お墓として使われており、石仏と骨壺が対になることが多い。表示位置は浄誓寺の地蔵堂を示している。