小足姓は、養老町では一軒しかない。元は滋賀県の長浜か、福井県の小浜からの流れではないかと考えている。現在でも、長浜には小足姓があり、南小足町という地名がある。
千葉県銚子の小足姓の人がおり、小足姓について調査し、本を作成された。その本によると、小足姓の出自を辿ると京極家の強力(ごうりき・荷運び)をする郷士(ごうし・武士の待遇を受けていた農民。平時は農業、戦時は従軍した。)であったようである。長浜には、小足家の祖先が寄付して建てた小足山常昌寺(日蓮宗)がある。
もうひとつ小足家に関連している寺が、福井県小浜市にある。小浜市の山際にたくさんある寺の一つ、日蓮宗妙興寺である。その寺には、小浜市の重要文化財である小足掃部夫婦画像の掛け軸がある。当時、男の肖像画は多かったが、夫婦の肖像画は少なく、貴重なものだそうである。
小足家が養老に来た理由は、分からない。

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表示位置は小足家を示している。