養老は水が良いことで知られており、中でも菊水泉は名水100選に選ばれている。明治23年(1890)に大垣で日比野鉱泉を創業した日比野寅吉(ひびのとらきち)氏は養老の名水を知り、明治33年(1900)に工場を養老に移した。菊水泉の水を利用して作った炭酸飲料の養老サイダーを売り出した。養老サイダーは戦争中は軍用サイダーとして全国に養老駅から貨車で出荷されていた。名前は「金鶏サイダー」と名付けられていた。現在でも菊水泉の水が目的で養老にみえる方もいる。名水100選に選ばれて人気が出た養老の菊水泉は、最近では名古屋駅でも養老山麓の水として売っている。
養老の説教場(養老公園1271)にある菊水泉の水は、養老神社の下の階段脇で汲める。表示位置は菊水泉を示している。