岩道と西岩道は、水をめぐって争いがあった。上下関係により、岩道で水が必要な時は西岩道に頭を下げて頼んでいた。しかし夜中に、水を切りに行って(あぜを壊して)、自分たちの側に水を落とした人がいた。そこを見つかり、喧嘩になったこともある。また、岩道地内でも水の争いはあった。
争いを避けるために、部落同士、区長同士で話し合って水に関する取り決めをした。どこの家は何日から、と決めて水を分かち合った。村ではそれを受けて水がもらえる日に合わせて田植えの日にちを決めた。
現在は、農業をしている人が少なくなり、笠郷営農センターに田んぼを預ける人がほとんどで、争いごとはない。

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表示位置は岩道と西岩道の境を示している。