地名

室原で組割(そわり)が2つに分かれているのは、旧郡制にそって不破郡と多芸郡で分けられた為ではないかと思う。安福寺前の南北の通りを挟み東が13組(そ)となり、安福寺側が10組(そ)となる。

室原の各寺の門徒は瀬古割ではない。安福氏が連れてきた安福寺門徒と、色目に元から住んでいた蓮沢寺門徒、正海寺と長源寺が大垣村の塩田(しおた)に水がついたために連れて移住してきた両寺の門徒に分かれる。表示位置は長源寺の門徒が正海寺にきている(室原)を示している。

蓮沢寺(れんたくじ)の前身は、上段海(かみだんがい)から水を避けて色目村へ移った人々が、安福(やすふく)氏一族のための安福(あんぷく)寺には参れず、文明11年(1480)蓮如上人の名号「南無阿弥陀仏」をもって色目村道場を開いたことが始まりである。
現住職(平
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