地名

安久の飛地はかつては現在よりも多く存在したのではないかと考えている。
安久では名神高速道路建設に伴い仁位や宇田に移転していった民家もある。現在の安久の戸数は20戸弱である。
安久字五堂の田んぼに地蔵があった。土地改良の際に墓地に移され、その後滋賀県木ノ本町
[...]

明治17年(1884)に宇田、中、豊、安久、橋爪の5ヶ村が合併して日吉村となった。

日吉で一番古い明治21年の字絵図3部は日吉公民館にある。

宇田郷は仁位、北野、角田、杉本から成る。なお、宇田は昔は「唄」という地名だったらしいという意見と、有田郷(ありたごう)と記載のある文書があり、音読みでウタと読んだのではないかという意見があった。
宇田の五社神社の東あたりに宮東といわれていた土地があった。
[...]

橋爪は橋詰(はしつめ)と江戸初期の文書に表記されていた。
飛地は、属地または属人といい、地主が居住する地名でその土地が呼ばれた。例として、橋爪のある家が五日市に畑を所有していた時、そこは橋爪と呼ばれた。
本郷と飛地は距離的に離れていることから互いの関係は希
[...]