先人

天照寺は1600年頃にこの地に移ってきた浄土宗の寺である。門徒は30軒あり根古地では2軒のみである。総代は瑞穂地区大代(おおじろ)のA氏であり、またA氏と共に移ってきたB氏が分家して十数軒の門徒を広めた。
浄土宗は法然が開いた武家の宗教である。浄土真宗と違い
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江戸時代に、多良の旗本三家(西高木、東高木、北高木)の内、西高木家家臣の水行奉行、中島黒右衛門(なかしま くろえもん)氏が、主従関係にあったと思われる星田家を伴って瑞穂の枠池に移住した。中島氏は最初に枠池の辺りを開拓した人物である。
星田家は枠池で7軒ある。
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松永与三郎の三男、松永玄遊(まつなが げんゆう)という人物が、戸田家の前の大垣城主氏家卜全(うじいえ ぼくぜん)の所へ大場から養子に行った。職業は医者であった。その後松永与三郎家の子孫は途絶えた。
小坪の地主は片野弥佐武郎(かたの やさぶろう)氏であった、息子は片野悦造(かたの えつぞう)氏である。

安八郡大牧村(現養老町大巻)の庄屋を務めていた鬼頭兵内(きとう へいない)は、尾張国(現愛知県名古屋市)に住んでいた鬼頭家の21代目当主鬼頭兵内景義(きとうへいない かげよし)が17世紀半ばに大牧村に移りすんできたのが初代である。(「鬼頭家の歴史」参照)
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