行事

豊の虫送りは50年ほど前まで行われていた。練り歩きをしていた覚えはないが、誘蛾灯というトタン製の桶に、灯油をいれて火をつけると虫が寄ってきて灯油に落ちる。各家庭で手製の物を4つ程所持しており、あぜ道などに置かれた。

橋爪では虫送りの神事は戦時中まで行われていた。カンテラといわれる誘蛾灯で虫を集め、竹の先に油を染みこませた松明を持って篠塚神社~新宮~別所のあぜ道を巡った。
北野では虫封じの神事を五社神社と、境内社の御鍬神社で行う。平成22年は7月4日(日)に開催された。

仁位では虫送りは行っていない。

念長寺の報恩講は今でも30名くらいがお参りする。以前はその年に嫁入りした人が村民に挨拶をする場でもあった。
元々親鸞聖人の命日である12月28日に報恩講を勤めていたが、2010年現在は12月の第1日曜日となった。お斎などは村民によって準備される。橋爪以外に別
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