浄土真宗では、信者のことを門徒という。
本門徒は、浄土真宗の門徒の内、代々寺との関係を築いてきた家の門徒のことである。
男門徒(おとこもんと)は、浄土真宗において、養子縁組により本門徒の家を出た男性を元の家の寺から見た場合の呼び方である。養子縁組先が本門徒の家であれば、この男性は同時に養子入り先の家の寺の本門徒でもある。
女門徒(おんなもんと)は、浄土真宗において、他家へ嫁いだ女性の門徒を在所の寺から見た場合の呼び方である。女性の場合は、嫁ぎ先の家が本門徒であっても、その家の本門徒になることはない。
なお、男門徒も女門徒も、一代限りの縁である。
他所門徒/半門徒/片門徒(よそもんと/はんもんと/かたもんと)は同じ意味である。これらは、本門徒の家から独立した男性を指す。他所門徒/半門徒/片門徒となれば、元の寺には何ら束縛されることはない。