
橋爪での粥占は米、野菜、果物を細かく切ったものと直径2cmほどの竹筒を束ねたものを粥の中に入れて炊き、炊き上がった時に竹筒の中に入っている粥や野菜・果物の量で農作物の豊作を占う。判定は総代が行う。

仁位では笛竹またはおなご竹とも呼ばれる竹で粥占いをした。

仁位と橋爪には疱瘡送りの行事があった。子供の成長を祈るものであるが、元をたどれば、天然痘で亡くなった人を弔う行事だったのかもしれないと考えている。
橋爪では米俵の両端をふさぐ桟俵をお盆のようにして赤飯をのせ、村の辻に置いて疱瘡の神を祀った。赤飯は後にはおにぎ
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