
西岩道では虫送りには松明を灯して持って回った。6月の田植えが終わった頃で、鐘と太鼓を叩いて回った。現在はお宮で虫送りの神事として続けている所がある。具体的な、お宮名は不明である。

飯ノ木では虫送りは6月中旬の日曜に行っている。竹に御幣を付けたものを神社で御祈祷してもらい、8つくらいある各小字に1本づつ立て回る。立てた後の御幣についてはその土地の所有者の方に処分を任せている。昭和30年頃はわらで虫の形を作り村の周りをまわり、たいまつに火を
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大跡では虫送りは戦後頃まで行われていた。夜、火を焚いて村周辺のあぜ道を練り歩いた。