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明日から「記憶の光跡展」がはじまります。
2018.05.17
明日から、養老町歴史文化資源 企画展覧会「記憶の光跡展」ーレンズ越しにつながる養老町の歴史とあたらしい未来ー がはじまります。
メイドイン・ヨーロー実行委員会の方々に頑張っていただいたおかげで、今日の夕方には準備もほぼ終わりました。
今回のために、オランダ人芸術家のジョシュアさんが撮影した写真の枚数はおよそ千枚。
その中から選りすぐりの写真を展示しました。
中には、僕たちが日頃見ているなんでもない風景も巧みに切り取られています。
ぜひ足をお運びいただき、養老町の魅力を再発見してください。
展覧会の詳細はこちらをご覧ください。
今週末は高田祭です。
2018.05.16
今週末の5月19・20日(土・日)は高田祭です。
高田祭は、江戸時代から続く愛宕神社(あたごじんじゃ)の例祭です。
祭りでは、岐阜県有形民俗文化財に指定されている三輌の曳やま(車偏に山)が、祭神に随行する形で高田の町を巡ります。
見所は、昨年から本楽の日(日曜日)に行われている、三やま曳き寄せ奉芸です。
道幅が狭い高田の町では三輌が横一列に並ぶことは非常に難しいのですが、車輪が静止したままでも屋台が回転できる構造を活かして三やまを引き寄せます。
奉芸を見逃さないために、事前にスケジュール表をチェックしておきましょう。
先日、神楽の公開練習を見学してきましたが、本番さながらの熱が入った練習に、見ている側も心が熱くなりました。
本番は盛り上がること間違いなしです。今週末はぜひ高田祭にお出かけ下さい。
なお、祭りの詳細についてはこちらも参考にしてください。
教育委員会主催の企画展覧会も同時開催しています。
企画展「記憶の光跡展」を開催します。
2018.05.14
養老町教育委員会では、今週末に行われる高田祭に合わせて、企画展覧会を開催します。
この展覧会は、貴重な観光資源でもある養老町の文化財を国内外に広く発信することを目的とし、外国人芸術家が撮影した養老町の写真を展示する、初の試みです。
今回、お願いした写真家/アーティストのジョシュア ホーゲンボーム氏は、先週から養老町入りしており、自転車で町内を移動しながら写真を撮影していました。
もしかしたら、そんな姿を目撃した人もいるかもしれませんね。
展覧会の詳細は以下のとおりです。
養老町の歴史文化資源 企画展覧会「記憶の光跡展」
ーレンズ越しにつながる養老町の歴史とあたらしい未来ー
日時:5月18日(金)~22日(火)10:00~16:00(19・20日は高田祭)
会場:養老町高田161-1 西町・安田邸
主催:養老町教育委員会 共催:メイドイン・ヨーロー!実行委員会
協力:早稲田大学建築学科 古谷・藤井研究室[早稲田大学創造理工学部建築学科]
どのようなものや風景が展示の題材に選ばれるかはわかりませんが、外国人芸術家の視点を通して、養老町の文化財の新たな魅力・価値が発見できるような展覧会、そしてアートになっていると思います。
今週末、高田祭に遊びに来られた方は、ぜひ展覧会も覗いてみてください。
象鼻山のヤマツツジ。
2018.05.02
今日の午前中に養北小学校の6年生のみんなと象鼻山に登りました。
社会科学習における現地見学ということで、象鼻山古墳群の説明を一時間ほどさせて頂きました。
写真を撮れなかったのが残念ですが、みんなとても興味をもってくれた様で、最後は時間切れになるほどたくさん質問していただきました。
天候等の理由で、全部の質問に答えることができなかったので、どうしても聞きたい!という人は役場に遊びに来てください。
写真は、象鼻山山頂にあるヤマツツジ開花の様子です。
ヤマツツジはかつて象鼻山にたくさん自生していましたが、シカなどの食害により、ほとんどその姿を見ることができなくなりました。
そんなヤマツツジのある景観を少しでも取り戻そうと、地元橋爪地区の方々が山頂に防護柵を設置し、その中に毎年少しずつ植樹しています。
まだまだ課題はありそうですが、いつの日か象鼻山全体にこの朱色の花が咲き広がることを夢見ています。
明日からのゴールデンウィーク後半戦、ぜひ象鼻山にも遊びに来てください。
緑色の桜。
2018.04.16
養老町石畑にある浄誓寺で、緑色の桜が見頃を迎えています。
この桜は、御衣黄(ぎょいこう)桜と呼ばれ、開花当初は淡い黄緑色、徐々に黄色に変化していき、やがて花の中心部が赤く染まっていくのが特徴。
ソメイヨシノより遅い4月中旬~下旬頃が見頃です。
遠くから見たら葉桜かと思いましたが、今が満開だったのですね。
このめずらしい名前の御衣黄桜。
名前の由来は、緑色の花びらが、平安時代の貴族が着ていた衣服の色「萌黄色」に近いことによるそうです。
現在は全国で見られるようですが、浄誓寺では現住職のお母様が今から60年以上前に、奈良県の園芸店から苗木を取り寄せたことがはじまりとのこと。
今ではすっかり、ご住職が浄誓寺の名木とおっしゃるまでに大きく成長しました。
ちなみに、このほかにも浄誓寺には養老町天然記念物に指定されている「イヌマキ」「ワビスケ」があります。
近隣にお住まいの方の迷惑にならないようご配慮の上、ぜひ、近くにお立ち寄りの際はご覧ください。
橋爪大神宮と金毘羅社の遷座祭。
2018.01.31
1月21日(日)、養老町橋爪にて大神宮と金毘羅社の遷座祭が行われました。
遷座後も上り養老サービスエリアの側にあることに変わりありませんが、現在工事中の養老スマートインター建設に伴い、約50m南東へ移動しました。
大神宮と金羅社は、今回の遷座で少なくとも2度目の遷座となります。
もともと大神宮と金毘羅社は、旧牧田川堤防上に80mくらい離れてあったそうですが、昭和40年7月15日に、上り養老サービスエリアの側に揃って移され、それから50年余りたち、今回再び移動しました。
地元の方のお話によると、もともと旧牧田川堤防上にあった金毘羅社の位置というのは、今回移された場所とほとんど変わらないそうです。
ということは、金毘羅社はもとの位置に戻ってきたのですね。
ちなみに、橋爪の金比羅社で思い出すのは、子どもたちのよもぎだんご遊びによってつくられた土台の穴。
90歳の方のお話によると、小学生の頃、地域のお兄さんお姉さん達のまねをして、みんなで金毘羅社の周りに集まり、よもぎだんご遊びをしたそうです。
この遊びでは、女の子がよもぎだんごを作るお母さん役、男の子は敷いたムシロに座り、よもぎだんごが出来るのを待つお父さん役になっておままごとをします。
よもぎをすりつぶしておだんごを作るには時間がかかり、長く待たされる男の子は「まだかーまだかー」と待ちくたびれ、ようやく2、3㎝のおだんごが完成した女の子は「はい、召し上がれ!」と葉っぱのお皿におだんごをのせて男の子のところまで運びました。
そして、男の子は「ああ、うまいうまい!」とおだんごを食べるまねをしたそうです。
地元の方にお話を聞く前は、コツコツとよもぎをすりつぶす地道なおだんご作りの過程から、なんだか根気がいりそうに感じていましたが、おだんご作りの最中も子どもたちは役になりきり、夫婦の会話をしたりとても楽しく遊んだそうです。
この金毘羅社土台の穴は、現在も見ることができます。
ぜひ、近くを通りかかった方は見てみてください。
養老町の遺跡紹介をしています。
2017.12.25
養老町役場1階ロビーにおいて、養老町ロビー展示「養老町の遺跡紹介」を行っています。
期間は12月16日から1月15日です(年末年始除く)。
今回のミニ展示では、町内遺跡の紹介と、出土した土器などを展示しています。
前回の「養老町の教科書展」に引き続き、養老町教育委員会が所蔵し普段は公開していない史料をご覧いただく機会になればと思いますので、わずかではありますが、役場にお越しの際はどうぞご覧ください。
養老改元1300年記念展覧会が終了しました。
2017.12.01
先週日曜日に「養老改元1300年記念展覧会 養老の歴史1300年Let’sタイムトラベル!」が終了しました。
開催当初の週末は2週連続で台風が接近するなど悪天候が続きましたが、開催期間後半からはお天気にも恵まれ、多くの方に足を運んでいただくことができました。
今回開催した展覧会は、タイトル通り、元正天皇がこの地へ行幸された1300年前から現代までの養老の歴史をたどる展示内容でした。
展覧会をご覧いただけた方は養老の1300年間の歴史をぐるっと巡った「タイムトラベラー」ということで、見学者全員に「タイムトラベラー認定証」を進呈したのですが・・・
なんと期間中に誕生したタイムトラベラーの数は5834人!
多くの方にご来場いただきありがとうございました。
そして、少しでも養老の歴史やそれぞれの地域の歴史を身近に感じていただけたら嬉しいです。
ちなみに、シアター映像「養老公園が誕生するまで」は、展覧会期間が終了しても、親孝行のふるさと会館(養老公園内)にて引き続き上映しておりますので、会場にお立ち寄りの際はぜひご覧ください。
山口俊郎先生の37回忌法要。
2017.11.24
明日11月25日は、養老町出身の音楽家、山口俊郎先生36回目の命日です。
先日11月22日には、山口俊郎先生顕彰会により37回忌法要が執り行われました。
山口俊郎先生は、養老町高田常盤町に生まれ、昭和56年に80歳で他界されるまで1000曲以上の作品を手がけた人物。
キングレコード専属の音楽家となり、多くの歌手の個性を発掘し輝かせた作曲家でした。
そんな山口俊郎先生のお墓には、墓石の隣に先生の言葉が刻まれた石碑が建っています。
その言葉とは「うたハ世の人にあり」。
この言葉に纏わるエピソードは見つけられなかったのですが、今なお多くの方に愛される先生の人柄に少し触れられた気がしました。
昔の教科書を展示しています。
2017.11.21
養老町役場1階ロビーにおいて、養老町ロビーミニ展示「養老町の教科書展」を行っています。
期間は11月15日(水)から12月15日(金)です。
ミニ展示では、明治時代に発行された日本地理の教科書や、養老町に伝わる滝のお水がお酒になった孝子伝説が掲載された教科書などを展示しています。
展示している教科書のうち、養老町に関係があるページを複写した、閲覧用資料も置いておりますので、役場にお越しの際は、どうぞご覧ください。
岐阜県文楽・能大会なかつ川2017に、室原文楽が出演しました。
2017.11.16
11月3日(金)、中津川市にて開催された「第22回岐阜県文楽・能大会なかつ川2017」に、養老町から室原文楽が出演しました。
他の出演団体に比べ、舞台や人形が小さな室原文楽の上演は、きっと多くの方の印象に残ったのではないでしょうか。
室原文楽の今大会上演外題は「絵本太功記 十段目 尼ヶ崎の段」。
私も特別に蛙の鳴き声だけ担当させていただいたのですが、舞台裏で蛙の鳴き声を鳴らすだけの出番だったにもかかわらず、とても緊張し、場面の雰囲気を感じる余裕は全くありませんでした。
ただ、舞台に立ち、魂を込めて人形を遣う出演者の皆さんの白熱した様子が、いつもより近い場所で感じられ、とても貴重な経験になりました。
大会関係者の皆様、当日会場にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
室原文楽は、毎週木曜日(第1木曜日を除く)午後7時から、養老町の室原自治会館において練習を行っております。
もし興味を持たれた方は、お気軽に見学にお越しください。
「養老の歴史1300年Let'sタイムトラベル!」
2017.10.25
先週末より、養老公園にて「養老改元1300年記念展覧会」を開催しています。
タイトルは、「養老の歴史1300年Let’sタイムトラベル!」です。
西暦717年、奈良時代の女帝 元正天皇は、養老の地へ行幸されました。元正天皇はこの地の美しい泉に感銘を受け、元号を「霊亀」から「養老」へ改元されました。この出来事は、当町の成り立ちに強い影響を与え、元号が町名にも取り入れられています。
今年2017年は、養老改元から1300年という記念すべき節目の年を迎えます。元正天皇はなぜこの地へ行幸され、「養老」と改元されたのでしょうか。また明治13年、養老公園はどのような願いを込められ開設されたのでしょうか。
わたしたちのまち、養老町の礎となった「元正天皇の養老改元」、「養老公園の開設」に焦点をあてながら、養老の歴史を振り返り、わたしたちの今を知る旅に、、皆さん一緒に出かけましょう!
【日時】2017年10月21日(土)~11月26日(日) 10時~16時(月曜休館)
【会場】親孝行のふるさと会館(養老公園内)
【主催】養老改元1300年祭実行委員会
展覧会の詳細はこちら
獅子連中の心意気。
2017.10.24
10月1日(日)、養老町栗笠の福地神社祭礼において、栗笠の獅子舞の奉納がありました。
栗笠の獅子舞は、養老町唯一の岐阜県指定無形民俗文化財で、福地神社の祭礼において毎年奉納されています。
今年の奉納では、昨年から獅子舞の練習をはじめた地元の小学生2人が、「大廻り」という基本の舞をはじめて披露しました。
先輩たちの舞にくらべると、まだまだ・・・といった感じではありますが、先輩たちの隣で最後までひたむきに舞う2人の姿勢を見ていると、栗笠の獅子連中の心意気が次の世代に受け継がれていく様子を見るようで、胸が熱くなりました。
来年の奉納では、この2人がどんな舞を披露してくれるのかとても楽しみになる反面、わたしもこの2人のがんばりに負けないようもっとがんばろうと思いました。
マイタケの収穫。
2017.09.29
養老町教育委員会では、象鼻山で伐採した木を再利用してキノコを育てるワークショップを毎年継続して行っています。
今年の7月頃、象鼻山の近くにある日吉小学校の4年生のみんなとマイタケのほだ木の伏せ混みを小学校の校庭で行いました。
例年のデータによれば、9月下旬頃にはマイタケが顔を出しているはず・・・・そう思い、本日、森林文化アカデミーの先生や生徒の方々と日吉小学校へ見に行きました。
みんなで寒冷紗に顔を突っ込んで、くまなく探したのですが、まだ出ていないようでした。
去年まで伏せ込みを行っていた養老町広幡地区の畑では、すでにたくさんのマイタケが発生し、収穫できているのに、なぜでしょうか。
森林文化アカデミーの先生によれば、日吉小学校の伏せ込み場所は、環境も良いし、みんなのお世話の仕方も間違っていないので、少し遅れているだけで、来週には出てくるはずだそうです。
決して希望を捨てず、待ちたいと思います。
2月のワークショップに参加したみなさんも、マイタケが出ていれば是非、養老町教育委員会まで一報ください。
下の写真は、広幡地区の畑で今日収穫したマイタケです。昨年(2016年)伏せ込んだもので、樹種はサクラです。600グラムの大物でした。
室原文楽の蛙の鳴き声。
2017.09.22
9月9日(土)、養老改元1300年祭事業 室原地区「地域の日」が開催され、室原文楽の上演がありました。
上演された外題は「絵本太功記十段目 尼ヶ崎の段」。
このお話は、本能寺で主君の小田春長を死に追い込んだ武智光秀と、旅の僧に扮した真柴久吉が登場するお話なんですが・・・
その中で、光秀が竹薮に潜んで身を隠し、周囲の様子を伺っている場面があります。
そのとき、「小田の蛙の鳴く音をば、とどめて敵に悟られじと」という語りとともに、舞台からは「ゲロゲロ」と蛙の鳴き声が聞こえてきます。
この蛙の鳴き声、保存会の方が舞台裏で鳴らしているものなのですが、どのように表現していると思いますか。
あまりに本物のようにきこえるので、生きている蛙の鳴き声を録音して・・・と考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、その正体「貝がら」なんです。
下の写真のように、貝がらの凹凸をこすり合わせて音を出すんだそうです。
音を出すときのコツは、手で貝を包み込み音をこもらせること。
そして高い音と低い音と交互に鳴らすことで、一組の貝で2匹の蛙を表現できるんだそうです。
ちなみに、貝の種類は赤貝で、むかしは、湯のみの裏(高台)をこすり合わせることで蛙の鳴き声を表現していたこともあったんだそうです。
私も挑戦してみたのですが、すばやく貝がらをこすり合わせることで、より蛙の鳴き声らしくなることがわかりました。
そんな室原文楽ですが、11月3日(金)文化の日に、中津川市の東美濃ふれあいセンターにて、次の上演の機会を控えています。
お越しいただける方は、ぜひ耳を澄まして蛙の鳴き声を聞いてみてください。
お待ちしています。
勢至の滝。
2017.09.15
養老町教育委員会では、養老町勢至の山中に残る中世寺院跡の分布測量調査を行っています。
現在勢至の山中にある日吉神社の裏には光堂寺跡の石柱が立っていますが、養老町史などから中世には勢至寺と呼ばれた寺院があったことが分かっています。
勢至寺には、過去の分布調査から、領内に二カ所以上の墓域がある可能性を指摘していました。
実際に調査をはじめてみると、勢至北谷の北側と南側に石塔物が点在する範囲が確認でき、そのうち、北谷南側の石塔物分布範囲は、当初考えているよりも山中深くまで分布することが分かってきました。
先日、石塔物分布範囲のさらに奥まで踏査してみたところ、山の尾根上に十数段もの平場が展開する場所を発見しました。
そこは、柏尾廃寺の奥にある柏尾城に似た雰囲気でしたが、山城にある堀切などの遺構は今のところ確認できませんでした。その奥にある岩場の上からは、濃尾平野が一望でき、勢至や柏尾をはっきりと見下ろすことができました。
この尾根から勢至北谷に向かって下りてみると、突如目の前に滝が出現しました。
柏尾の秣の滝をはじめ、多芸七坊中世寺院跡の構成要素には滝や泉などの水場があると考えていましたが、勢至ではこれまで未確認でした。
今回確認できた滝は、少なくとも二段落ちになっており、滝の水がしたたる岩肌にはベニマダラモが繁茂していました。
規模はそれほど大きくはないのですが、山深くで出会ったこの驚くべき光景に、胸が高鳴り、山を歩いた疲れも吹き飛んでしまいました。
上の写真が滝、下の写真が山城(?)奥の岩場からの眺望です。
場所をしっかりと覚えたので、これからさらに詳しく調べていきたいと思います。
こんなところにいたタギゾウくん3。
2017.09.11
先週の月曜日、高田中学校で開かれた「平成29年度夏休み一研究作品展」の会場で、タギゾウくんを見つけました!
この大きなタギゾウくん、なんと、高田中学校生徒さん手作りの着ぐるみだそうです。
この生徒さんは、養老町をもっといろんな人に知ってもらいたいという思いから、タギゾウくんの着ぐるみを作ってくれました。
頭にのった帽子の形まで、完璧に作ってありますよね。
この着ぐるみは、すでに、活躍の場第一弾が決まっているそうで、その出番は、高田中学校の体育大会。
9月14日(木)に開催される体育大会の、6番目の種目「これっキリンだゾウ」に登場する予定です。
時間は多少前後するかと思いますが、午前の部の真ん中あたりに出番が予定されていますので、ぜひ皆さん、生徒さんがひと夏かけて作ってくれたタギゾウくんに会いに、高田中学校体育大会に足を運んでみてください。
H29養老郡社会科追求作品展。
2017.09.09
9月9日(土)、10日(日)の2日間、養老町民会館にて、社会科追求作品展が開催されます。
作品展では、夏休み期間中に小中学生が自由なテーマで研究した作品のうち、特にすばらしいものが展示されています。
私も事前に作品を見せていただいたのですが、今年は「養老改元1300年祭」や「養老かるた」を題材にしたものが多くあったように感じました。
中でも私が気になったのは、「養老公園が1位になるには」というタイトルの作品です。
自然が豊かで、四季折々のイベントが繰り広げられる養老公園ですが、その集客数は、岐阜県内のレジャー施設の中では3位。
では、1位の施設とは何が違い、どのような点を改善すれば、養老公園の集客数が県内1位となるのか。
アクセス方法や敷地面積、食事スペースやお土産売り場など、さまざまな視点で比較し、その結果をもとに、県内1位の集客数を見込むことができる「僕が考えたNEW養老公園MAP」を提示しています。
とてもおもしろい研究だと思いました。
この他にも、養老町の将来が楽しみになるさまざまな作品が展示してあります。
以下の内容で開催されておりますので、ぜひ小中学生の力作を見に足を運んでみてください。
◇平成29年度 養老郡社会科追求作品展
日にち:平成29年9月9日(土)、10日(日)
時 間:9:00~16:30(但し、10日は16:00まで)
場 所:養老町民会館展示コーナー
獅子舞ワークショップが終了しました。
2017.09.05
8月26日(土)に、夏休み子ども歴史ワークショップ第2弾「作って舞おう!ダンボール獅子舞!」が終了しました。
夏休み最後の土曜日だったにも関わらず、15名もの子どもさんとそのご家族が参加してくださいました。
栗笠の獅子舞は、養老町栗笠に伝わる郷土芸能で、「獅子頭(ししがしら)」と呼ばれるお面を使って舞います。
実はその獅子頭、栗笠独自のもので、獅子舞の迫力を増すため、獅子頭の目や耳、歯などの部分に、栗笠独自の改良を加えているんです。
ワークショップでは、そんな栗笠独自の改良を勉強しながら、素材はダンボールだけれど本物と同様の仕組みで、獅子頭作りに挑戦しました。
上の写真は、その改良のひとつ「口を開けると耳が立つ」です。
獅子頭内部にヒモを通し、口を開けると耳がピンっと立つように工夫しています。
そして、ひとりひとつずつ、ダンボール獅子頭を完成させ、最後に全員で獅子舞体験もすることができました。
やはり獅子舞には体力が必要で、皆さん汗だくになりながらも舞に挑戦してくれました。
ご参加くださった皆さんありがとうございました。
ちなみに、本物の栗笠の獅子舞が見られるのは、以下の日程です。
◇栗笠福地神社祭礼(本楽)
平成29年10月1日(日)7:40~8:00、14:00~16:00
天候等により内容が変更になる場合があります。
興味がある方はぜひ見学に行ってみてください。
養老町歴史講座を開催します!
2017.08.18
今年度、養老町教育委員会では、象鼻山古墳群の発掘調査を行いました。
とは言っても、今回のお目当ては古墳ではなく、「地層のズレ」を確認することでした。
実は、象鼻山山頂には断層活動によってズレたと考えられる地形がいくつかあります。
今回は、考古学だけでなく地質学の分野からも分析を行い、この現象が過去に起こった大きな地震の痕跡であることをつきとめました。
地震が起こった時期を断定するにはまだまだ調査が必要ですが、もしかすると、象鼻山古墳群が造られた2世紀後半頃かもしれません。
いくつか課題は残りましたが、発掘調査の成果発表をかねて、象鼻山古墳群に残された地震痕跡を題材に歴史講座を開催することになりました。
詳しくは以下をご覧ください。
講座名:養老町歴史講座「象鼻山古墳群と残された地震痕跡の謎」
日 時:平成29年9月3日(日) 午前9時30分~午前11時30分
場 所:養老農村勤労福祉センター(中央公民館中ホール、養老町石畑491)
講 師:森雄一先生(前 金城学院大学講師、地質学)
赤塚次郎先生(NPO法人ニワ里ねっと理事長、考古学)
※入場無料、予約不要。どなたでも参加できます。
いつ地震は起こったのか、どれくらいの強さだったのか、古墳群にどんな影響を与えたのか・・・
みなさんと一緒に考えてみたいので、お誘い合わせの上、是非ご参加ください。