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旧養老公園事務所の古写真。
2013.10.21
先日、旧養老公園事務所が現役だった頃の写真を見つけました。
これ1枚だったので、全体はよく分かりませんが、正面は今とそんなに変わりませんね。
役目を終えた後、養老公園駐在所としてしばらく利用され、その後、孝子館になった旧養老公園事務所。
ただ、その年代など、あまり詳しいことは分かっていないので、ひき続き情報収集を続けたいと思います。
どこかに、全体を撮影した写真が残ってないですかね・・
象鼻山のヤマツツジ保護。
2013.10.18
先週、象鼻山山頂部のヤマツツジを鹿の食害から保護することを目的として、わずかに自生する範囲に、獣害防止柵が設置されました。
地元である象鼻山整備促進協議会によるもので、期間限定の試みです。
昔は、象鼻山のあちこちできれいな花を咲かせてくれていたヤマツツジ。
しかし、近年は、鹿の食害や松の減少によって、ほとんど見られなくなってきていました。
その効果が明らかになるのは来年の初夏になりますが、きれいな花がたくさん咲いてくれるといいですね。
ただ、上手くいった場合は、柵をどうするか・・
また、相談させてください。
八幡神社タブノキの樹勢回復。
2013.10.17
養老町宇田の仁位八幡神社境内に、養老町の天然記念物に指定されているタブノキがあります。
このタブノキ、幹周りが約6m、高さが約22mの大きな木なのですが・・
最近、天頂部に枯死枝が多く確認できるようになってきました。
そのため、現在、地元で樹勢回復を目的とした保護事業が実施されています。
上の写真は、そんな事業の一環として実施している、根元開口部を塞ぐ作業を撮影したもの。
こうすることで、これまで内側に巻き込んでいた樹皮が、外側を覆うようになるそうです。
ちょっと、イメージしづらいですよね。
ひき続き、経過を観察し、その様子をこの目で見てみたいと思っています。
岡本喜十郎顕彰碑の元位置。
2013.10.16
先日、昭和6年(1931)に撮影された、牧田川改修工事起工式の神事の写真を見る機会がありました。
忠霊塔が写り込んでいるところを見ると、高田中学校の南の広場が会場だったようです。
よく分かりませんが、改修によって牧田川の南側流路が失われるため、この場所を選んだのかも知れませんね。
しかし、それよりも気になったのが、忠霊塔の奥に写り込んでいる石碑。
岡本喜十郎の顕彰碑ですよね。
まだ少し検証が必要ですが、昭和3年(1928)2月7日に建碑されたことを考えると、たぶんこれが元位置になると思います。
第14回「家族の絆愛の詩」最終審査会を開催しました。
2013.10.15
今日、「家族の絆愛の詩」の最終審査があり、今回応募頂いた2,299篇の作品の中から、最優秀賞、優秀賞、養老改元1300年記念賞、家族賞、佳作の44篇を選出しました。
昨年に比べ、応募数は少し減少しましたが、それでも良い作品が集まりました。
これらの入賞者の発表は、11月1日に、町のホームページ等で行います。
ぜひ、楽しみにお待ちください。
多良街道に標柱が設置されました。
2013.10.11
象鼻山の麓を通る多良街道跡(たらかいどうあと)に、新たに標柱と案内看板が設置されました。
地元である養老町橋爪の象鼻山整備促進協議会によるもので、これにより、街道の位置がよく分かるようになりました。
ありがとうございます。
ちなみに、多良街道というのは、養老町橋爪を経由して、大垣市上石津町多良と大垣市久瀬川を結んでいた古道。
今では、ほとんど残っていませんが、象鼻山の麓には、少しその雰囲気が残っています。
象鼻山に行かれた際には、ぜひこちらにも寄ってみてください。
船附民謡。
2013.10.10
先週の土・日曜日に、船附八幡神社の例祭におじゃまし、船附民謡を見学してきました。
船附民謡とは、鼠々森と六羽野、寺屋敷の自慢の太鼓とともに踊られる「でんがらかし踊り」「白川踊り」「どじょう踊り」の3つの踊りのことで、養老町の重要無形民俗文化財にも指定されています。
ちなみに、例祭での船附民謡は、太鼓の叩き手の気分に合わせて、でんがらかし踊り・白川踊りの2種類を交互に踊り、最後に、どじょう踊りで締めるというもの。
中でも、どじょう踊りは、日頃恵みを与えてくれる土への感謝を込めて、太鼓をわざわざ櫓から下ろし、足を地面に擦りながら踊られるもので、たいへん厳かなものと聞いていたため、とても楽しみにしていたのですが・・
今回はタイミングが合わず、どじょう踊りだけ見ることができませんでした。
来年は万障繰り合わせて見に行き、その厳かな雰囲気を皆さんにお伝えしたいと思います。
歴史講座が終了しました。
2013.10.09
今日、 無事に歴史講座が終了しました。
足下の悪い中、たくさんの方々にご参加いただき、ありがとうございます。
講師の石川先生からは、養老公園が、西洋の公園という新しい土地概念のもと、維新後に荒廃しつつあった社寺境内や名勝旧跡を保存しようという当時の日本の動向の中で開設されたことなどをお話ししていただき、たいへん勉強になりました。
また、討論の中での、赤塚先生の、「養老公園開設に携わった方々が養老公園に期待したものとは、個人の欲に基づくものではなく、養老の誇りや名誉を取り戻すことであっただろう」というご発言は、とても印象に残りました。
荒廃しつつあった養老の滝周辺を一大公園となし、養老の名誉を取り戻そうとした先人達。
どこか、現在の私たちが抱える課題に通じるところがあるような気がしますね・・
さて、次にニワ里ねっとさんと実施する事業は、11月10日(日)の文化遺産ウォーキング。
まだ少しだけ余裕がありますので、ぜひこちらもご参加ください。
第2回きのこワークショップ。
2013.10.08
一昨日の日曜日、午前10時30分より、第2回きのこワークショップを開催しました。
町民運動会や、お祭りで忙しい時期にもかかわらず、前回の参加者全員に参加いただきました。
ありがとうございます。
収穫適期よりやや遅れた時期での開催になってしまいましたが、子どもたちを中心に、少しずつマイタケの収穫を体験してもらうことができました。
ただ、持ち帰って頂くことができた量は僅かでしたね・・
しかし、今回栽培したマイタケは、一般に出回っている菌床栽培のものではなく、原木栽培の高級品。
きっと、美味しかったと思います。
こうした体験を通して、子どもたちがキノコと、キノコを生み出す山を好きになってくれるとうれしいです。
平成25年度田中道麿翁慰霊法要。
2013.10.07
先週の金曜日、平成25年度の田中道麿翁慰霊法要を無事に終了することができました。
ありがとうございます。
音響の調子が悪く、一時はどうなることかと思いましたが・・
広幡小学校6年生による和歌の発表だけでなく、養老吟詠会による和歌朗詠もあり、歌を愛した田中道麿翁にも喜んで頂けるような法要になりました。
つくってみると、不思議に心が和む和歌。
こうして、たくさんの方々が、和歌をたしなむ養老町になっていくといいですね。
飯田の旧養老街道沿いのお地蔵さま。
2013.10.04
養老町飯田の旧養老街道沿いには、地蔵堂が2つ建っています。
上の写真は、そのうち北側の村地蔵を撮影したもの。
どうみても、中世の五輪塔の火輪の上に、中世の石仏が乗っかっていますよね。
ちなみに、もう一つの地蔵堂にお祀りされているものも、中世の板碑でした。
このあたりが、遺跡であることは把握できていたのですが、ひょっとしたら墓域があったのかも知れませんね。
村地蔵の西側は、飯田八幡神社の元位置であり、さらにその場所のことを「お薬師さん」とも呼んでいたという情報がありますので、このことを手掛かりに、ひき続き、調査を続けたいと思います。
かわど。
2013.10.03
養老町の南小倉には、共同の洗い場が3カ所あり、いずれも「かわど」と呼ばれています。
ただ、なぜそんな呼ばれ方をしているのかや、どのような漢字を充てるのかが、よく分からなかったので、あとで少し調べてみたところ・・
「川端」という字を充てることが分かりました。
どうも、「洗濯・炊事をするところ」という意味みたいです。
一昔前までは、生活に川の水を利用することはごく当たり前のことだったので、その名残なんでしょうね。
南小倉の洗い場は、いずれも自然の湧水点を利用してつくられているので、河間(がま)の河の字を充てるのではないかと考えたりもしましたが、間違っていました・・
マイタケの収穫。
2013.10.02
先々週から発生をはじめたマイタケですが、そろそろ収穫時期が過ぎようとしています。
ちょっと6日の2回目のワークショップまでは、もたないかもしれません。
ということで、できれば参加者全員に収穫を体験してもらいたいところでしたが、一応、収穫したものを保存しておくことにしました。
そんなマイタケですが、今回のテストで、樹種により、発生時期や発生量にずいぶん差があることが分かってきています。
原木埋設後、5~6年は収穫できるので、最終的な結果がでるのはまだ先なのですが・・
ワークショップという形を採るのであれば、原木には、1年目の収穫量が多い樹種や、収穫時期を長くとるために複数の樹種を選択することが有効みたいですね。
まだデータ収集中ですが、得られた結果を分析し、今後のワークショップの開催に役立てていきたいと思います。
H25文化遺産ウォーキング参加者募集。
2013.10.01
養老町教育委員会では、平成25年11月10日(日)に、養老町文化遺産ウォーキングを開催いたします。
内容は、たき道という、養老の滝に至る古い道を歩く約6kmのコース。
緩やかな上り坂が続きますが、たき道沿いに点在するたくさんの文化遺産をご案内したいと考えています。
詳細は下記の通りで、今日から申し込みを受付しています。
たくさん休憩をとりますので、ぜひご参加ください。
<養老町文化遺産ウォーキング>
テーマ:たき道沿いの文化遺産の散策と現地説明。
【養老競馬場→たき道道標→白石村跡→千歳楼→養老神社→養老の滝→旧養老公園事務所】
講師: 中島和哉(養老町教育委員会学芸員)
日程:平成25年11月10日(日)9時~12時半
集合場所:ふれあいセンター養老(養老町石畑、駐車場有り)
定員:20名(事前申込必要、先着順)
※電話で養老町教育委員会生涯学習課32-5086にお申し込みください。
※参加無料。
※現地集合、ゴール後は、バスで出発地点まで送迎いたします。
※雨天延期、別途連絡あり。
※適宜、休憩を取りますので、飲み物等をお持ちください。
徳永松。
2013.09.30
養老寺の本堂と不動堂の前には、明治29年(1896)に枯れるまで、約300年間、徳永松(とくながまつ)という大きな松が立っていました。
上の絵図が、その徳永松を描いたものです。
根周りは約4.8mもあったみたいですね。
慶長12年(1607)に、高須城主であった徳永寿昌によって本堂などが再建された際に、比叡山より持ち帰られ、植樹されたものと伝わっています。
多分、それで、徳永松と呼ばれているんでしょうね。
初代が枯れた後は、もう一度、当時の住職が、比叡山より松を持ち帰り植樹したのですが、それも昭和63年(1988)に枯れてしまいました。
下に掲載してある写真が、その2代目です。
こうした記録を見てしまうと、少し、現在の不動堂と本堂の前が、さみしいようにも思えますね。
南小倉の灯明さん祭り。
2013.09.27
先週の日曜日、養老町の南小倉で、お伊勢さんをお祀りする灯明さん祭りが行われました。
毎年、9月の第4日曜日に実施されていて、南小倉の5つの班が、1年交替で当番をしているそうです。
6時半頃から、役員が太鼓を鳴らし、早く来た人から順番にお参りして帰っていくという流れでした。
ちなみに、灯明の場所は、津屋川のそばなので、伊勢へ向かう川湊に建てられたんでしょうね。
そんな灯明さん祭りですが、養老町ではポピュラーなものである反面、大神宮祭りと呼ぶところがあったり、お社で行うところがあったりと、内容に少しバラツキがあるのが気になります。
中でも、特に気になるのが実施している時期。
9月に行っているところが多いなかで、4月に行っているところもあるようです。
祭りの時期には、何か祭りの本質に関わるような理由があると思いますので、今後も情報収集を続けていきたいと思います。
上方白鳥神社の曳軕。
2013.09.26
先日、養老町上方の白鳥神社に伺った際、社殿の南側に木製の車輪が置かれているのを見つけました。
ちょうど、氏子の方とご一緒だったので、お話を聞いてみたところ、やはり昔に曳軕があったそうです。
あまり詳しいことは、ご存知ありませんでしたが、どうも祭りが終わると分解して、それぞれの氏子の家で保管していたみたいですね。
どんな曳軕だったのか、ひき続き情報収集を続けたいと思います。
多良街道の一本松。
2013.09.25
養老町橋爪には、大垣と上石津町多良を結ぶ多良街道が通っていました。
左の写真は、そんな多良街道を撮影した貴重な1枚です。
養老町の新宮あたりから、南西方向に撮影されたものでしょうね。
奥に写っている象鼻山も気になりますが、この写真でもう一つ気になるのが、街道沿いに立つ一本の松。
おそらくこれが、関ヶ原合戦で西軍の敗残兵が逃げ遅れ、力尽きて松の根元で甲冑を着たまま亡くなったと伝わる多良街道の一本松だと思います。
こんな風だったんですね。
昭和60年までは、まだあったらしく、地元にはこの松のことを覚えている人も多いのですが、私は初めてでした。
現在では、その姿をほとんど消してしまった多良街道、できれば一度歩いてみたかったです。
マイタケが発生しました!
2013.09.24
今年の2月に植菌を行ったマイタケ原木ですが、とうとうマイタケが顔を出しはじめました。
先週、「気温が下がりはじめたので気をつけるように」という指導を頂いてからは、あっという間でした。
これまで全く変化がなかっただけに、とてもうれしかったです。
ということで、近々、前回の植菌ワークショップの参加者を対象とした2回目のワークショップを開催します。
その詳細な日程は、明後日の現地指導後に決定しますが、まもなくだと思いますので、今から準備をしておいて下さい。
「白鳥神社史」の公開。
2013.09.20
今日、電子書庫のその他のコーナーに、養老町上方の白鳥神社の由来や神事などを記した「白鳥神社史」を公開しました。
地元が昭和35年(1960)に発行したもので、町の文化財に指定されている神宿制や、雨乞い、古墳など、上方の白鳥神社に関わる興味深い情報がわかりやすくまとめられています。
ぜひ、一度目を通してみて下さい。