養老町の歴史文化資源の発見・普及を目指して設立した当ホームページは、「私たちが暮らす養老町への関心を喚起すること」を目的に運営しています。

養老町の歴史文化資源

文字サイズ

News 最新ニュース

有尾地蔵。

2012.10.16

ariojizou_w300.JPG

 

養老町有尾には、今から150年ほど前に、建てられたお地蔵様がいます。

 

このお地蔵様は、一緒に住むことができなくなった子ども達の健やかな成長を祈って、建てられました。

 

ただ、時間の経過とともに、建立された理由は風化していき、今では、地域の方も、それぞれの願いを込めてお参りに訪れるみたいですね。

また、その位置については、昔はやや東にあったという意見と、位置は昔から変わっていないという意見があることもわかりました。

 

この有尾地蔵については、タギゾウくんの養老ナビに登録してあります。

木陰にひっそりと隠れていて見つけにくいかもしれませんが、ぜひ会いに行ってみてください。

養老スキー場。

2012.09.24

yoroski.jpg

 

先日、聞き取り調査に伺った際、昭和初期の養老町に、スキー場があったことを教えていただきました。

 

上の写真が、その様子を撮影したものになります。

 

ホントにあったんですね・・

この写真を見るまでは、信じられませんでした。

 

ただ、このスキー場、養老町のどこにあったかが、いまいちはっきりしていません。

 

お聞きした範囲では、養老天命反転地などがある養老町高林か、養老山地頂上付近で三方山(さんぽうざん)のあたりのどちらかが有力な候補地であるようなのですが・・

 

写真の背景からすると、養老町高林では標高が低すぎるような気がしますし、三方山付近とするならば、どうやってそこまで上がったのかということが気になりますよね。

 

なんとか、結論を得たいところですが、今のところ、これ以上の手掛かりが見つかっていません。 

ここでスキーをしたことがあるという人、誰かいないでしょうか?

6つ目の狛犬。

2012.09.11

korokorokomainu6.JPG

 

養老町五日市の八幡神社で、口の中にコロコロと動く玉が入っている狛犬を、新たに見つけました。

以前、八幡神社の前を通りかかったとき、遠目に見つけて、そうではないかと気になっていたのですが、後日確認したところ、やはりそうでした!

 

当ホームページでは、これで6つ目の発見例になります。

 

ちなみに、この狛犬が乗った台には、「大正五年四月」の文字や、奉納した人の名も刻まれていました。

ただ、それ以外の文字は、ちょっと判読できませんでした。

 

こうした、口の中にコロコロ動く玉が入った狛犬たちに、他にも何か共通点はないのか、とっても気になります。

第20回岐阜国体の大会旗リレー。

2012.08.31

s40kokutaitaikaikirire.jpg

 

少し前の話になりますが、養老町役場の書庫で、47年前の第20回岐阜国体の写真を見つけました。

 

最初に見たときは、炬火リレーの写真かと思ったのですが・・

よく見ると、どこにも、たいまつが写っていませんよね。

 

確認してみたところ、前回の岐阜国体で、炬火は養老町を通っておらず、この写真は、大会旗リレーの様子を撮影したものであることが分かりました。

養老町の沢田あたりですかね。

 

ちなみに、この写真の撮影日は昭和40年10月19日で、当日は、朝8時30分に池田町を出発し、神戸町―赤坂町―垂井町―関ケ原町―上石津村―養老町―南濃町―海津町―平田町の48区間を1,008人によってつないだそうです。

最終的に、開会式場である岐阜県総合運動場陸上競技場のメインポールに掲揚されたのは10月24日のことだったみたいですね。

 

そんな前回に対し、今回の岐阜国体の炬火は、明日、養老町を通ります。

下記にそのスケジュールを掲載しておきますので、ご声援をよろしくお願いします。

 

区間/予定時刻/コース

第1区/10:00~10:10/養老町総合体育館~養老町産業文化会館

第2区/10:13~10:23/養老町産業文化会館~養老町役場

第3区/10:38~10:43/福田屋駐車場(宇田)~日吉小学校

第4区/10:58~11:04/小畑自治会館~養北小学校

第5区/11:24~11:32/上之郷青少年集会所~笠郷小学校

第6区/12:45~12:50/広幡小学校~広幡自治会館

第7区/13:10~13:32/上多度小学校~明楽寺

第8区/13:37~13:46/東部中学校~大場Y字路

第9区/13:49~13:55/大場Y字路~JAにしみの農業倉庫(根古地)

10区/14:10~14:22/池辺町民体育館~池辺小学校

池辺地区の花壇コンクール。

2012.08.29

ikebekadanshinsaH24.JPG

 

先週の日曜日、養老町の池辺地区で、花壇コンクールの審査が行われました。

 

池辺地区には、12の子ども会があるのですが、それぞれどの子ども会の花壇も、とても思いが込められていて、甲乙つけがたいすばらしい出来でした。

 

土作りや、デザインはもちろん、それぞれの花の種類に合わせて管理方法まで変えるなど、とてもこだわって作られているんですね。

 

ちなみに、現在、こうした花壇コンクールは、養老町内すべての地区で行われていますが、このきっかけをつくったのが池辺地区です。

 

具体的には、今から47年前の岐阜国体で、県内を花でいっぱいにして選手たちを迎えようという取り組みがあり、池辺地区で特に盛んに行われていた花壇づくりを、FBC(フラワー・ブラボー・コンクール)に応募したことが、その由来みたいです。

 

それから47年、今年また、岐阜で国体が開催されます。

今回も花いっぱいにして、養老町に来る選手たちを迎えられたらいいですね。

光敬寺の御遠忌法要。

2012.08.23

koukyoujihukinagashiH24.JPG

 

現在、養老町飯積の光敬寺には、5色の吹き流しが上がっています。

 

これは、宗祖親鸞聖人750回、蓮如上人500回の「御遠忌(ごえんき)法要」を知らせるためのもので、光敬寺の周辺では、幟も立てられています。

 

ちなみに、吹き流しの5色は、中国の五行説に由来があるみたいですね。

 

この御遠忌法要は、10月27日(土)・28日(日)の開催予定です。

 

参加は自由ですが、28日の稚児行列だけは、すでに定員に達しているそうなので、ご注意ください。

金草川のファブリダム。

2012.08.21

kanakusadam.jpg

 

養老町の金草川には、ゴム風船で川の水をせき止める、少し変わったダムがあります。

 

ファブリダムと呼ばれていて、養老町口ケ島の灌漑に使用されているのですが、どうもファブリダムというのは住友電気工業さんの登録商標で、一般的にはゴム引布製起伏堰(ごむひきぬのせいきふくぜき)というみたいですね。

 

上の画像が、そのファブリダムの風船が膨らみ、川の水をせき止めている様子を撮影したものになります。

 

私は、これまでゴム風船が膨らんでいる様子を見たことはなく、風船でどうやって川の水をせき止めるのか不思議に思っていたのですが・・

百聞は一見にしかずという感じで、納得の風景でした。

橋爪の馬頭観音と六地蔵。

2012.08.17

hashidumeobon.JPG

 

一昨日の夕方、橋爪区の馬頭観音供養と、六地蔵の地蔵盆におじゃましてきました。

毎年、お盆の8月15日の夕方5時から行っているそうで、今年は20名ほどが参加されていました。

 

橋爪の馬頭観音さまは、地元では「牛馬頭観音」と呼ばれているそうで、元は養老サービスエリアができた場所にあった農耕牛の爪切り場のそばにあり、牛の爪は、この観音さまにお参りしてから切っていたそうです。

その周囲には、桑畑の石を集めるところもあったみたいですね。

 

一方、六地蔵さまは、その位置を変えておらず、橋爪で亡くなった人を見送りつづけてきたそうです。

 

私は役場に入ってまだ半年で、昨年まではお盆を実家で過ごす生活を送っていたので、この馬頭観音供養と六地蔵の地蔵盆に参加して、ようやくお盆を実感できました。

室原文楽の土用干し。

2012.08.06

bunrakudoyouboshi.JPG

 

昨日の日曜日、養老町にある室原文楽保存会の土用干しにおじゃましてきました。

 

土用干しというのは、室原文楽に使う人形の頭や衣装など、道具のすべてを陰干しすることで、虫食いや湿気によるカビなどを防ぐために行われています。

一年に一度、このくらいの時期に実施しているそうです。

 

私も、良い機会だったのでお手伝いさせていただいたのですが、人形の頭の包みを開くと、中にはモワっとした熱気がこもっていて、包みもなんだか少し湿っているように感じました。

やはり、道具には土用干しが必要ですね。

 

15名で30分ほどかかって、すべてを出し終えると、ものすごい数の道具が部屋に並びました。

こんなにたくさんあったんですね。

 

はじめてみるものが多く、また保存会の方々とゆっくりお話しする時間もあって、とても楽しい1日でした。

 

なお、少し先の話になりますが、11月3日(土)文化の日に、中津川市「常盤座(ときわざ)」で行われる「岐阜県文楽・能大会なかつ川2012」にて、室原文楽が上演されます。

養老町からは少し遠いですが、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。

大巻の水質観測所近くにあるお地蔵さま。

2012.07.26

kansokujojizoudou.JPG

 

養老町大巻の水質観測所の南東に、個人で管理されている地蔵堂があります。

もとは堤防の上にありましたが、牧田川の堤防整備に伴って現在の水質観測所南東に移されました。

 

この地蔵堂は、明治時代頃、男の子が生まれず代々養子の家系だった所有者のご先祖が、男の子が生まれることを祈願して建てたもので、願いが通じたのか、最近では、男の子ばかりが生まれるようになったそうです。

 

そして、あともう一つ気になるのが、この地蔵堂の横に、体が半分埋まってしまっているだるまさん。

このだるまさんも、お地蔵さまと同じ願いを込めて建てられたそうなのですが、誤って、移転作業の時に、体の下半分がコンクリートに埋められてしまいました。

 

下半身をがっちり固められてしまっただるまさんを眺めていると、なんだか、物言いたげですよね。

 

この水質観測所の南東のお地蔵さんについては、「タギゾウくんの養老ノート」にも情報登録してあります。

同じ願いをお持ちの方がおられましたら、ぜひお参りに行ってみて下さい。

 

 

jizoudounodarumasan.JPG

鼻のある象鼻山。

2012.07.18

zoubihana.jpg

 

先週、聞き取り調査にお邪魔したお宅で、昭和30年代前半の象鼻山の写真を見せていただくことができました。

 

こうした象鼻山の古い写真は、これまでも何度か当ホームページで紹介してきましたが、今回の写真は、僅かではありますが、画像の左隅に象鼻山の鼻が写っているのがポイントです。

 

象鼻山の鼻は、名神高速道路を造った際に失われ、今では米軍の空中写真くらいでしか見ることができないので、貴重な発見ですよね。

 

ただ、個人的には、これまで想像していたイメージと、そんなに違いませんでした。

少し前から、養老町教育委員会で使用している象鼻山のロゴマークも、ちょうどいい鼻具合でしたね。 

the zoubisan.jpg

古い写真の撮影場所。

2012.07.05

koshashin_120705.jpg

 

養老町教育委員会では、聞き取り調査にあわせて、古い写真の情報収集も行っています。

 

上の写真は、そんな中で見せていただいた写真の一つになります。

お話を伺ったかんじでは、昔の養老町内の様子を撮影したものであることは間違いなさそうなんですが・・

 

どこを撮影したものかについては、所有者の方もあまり詳しく把握されておられませんでした。

木製の火見櫓や自動車の様子から、たぶん昭和10年代か、20年代くらいのものですよね。

 

こういうケースは、古写真の情報収集をしていると意外に多く、その都度、後からよく知っていそうな方をあたって教えていただくようにしているのですが、この写真だけは、いまだにはっきりしたことが分かっていません。

 

私としては、これは揖斐川右岸堤から南を向いて撮影した写真で、奥に写っている橋は今尾橋であるような気がするのですがいかがでしょうか・・

 

中には、養老町烏江付近ではないかという意見もあり、いまいち決め手に欠ける状態です。

 

とりあえず、今尾橋が造られた年や、奥にうっすら写る鉄塔を手掛かりに、もう少し調べてみようと思っています。

お定飯(おじょうはん)。

2012.07.03

ojouhan.JPG

 

わが家では、毎月1日と14日の朝、お寺さんにお参りに来てもらっています。

この日が、先祖の月命日にあたるためです。

 

こうしたお参りのことを、この辺りでは、お定飯(おじょうはん)と呼んでいて、お仏壇の前で「阿弥陀経」「正信偈」「御文さん」を読んでいただくのですが・・

 

いろいろお聞きしていると、住職に座敷の縁側から上がってもらうところや、玄関から上がってもらうところがあったり、お参りの後、コーヒーを出したり、抹茶を出したりするところがあるみたいですね。

うちでも、紅茶をお出ししたりすることがあります。

 

本当は、もっとちゃんとした決まりがあるんでしょうね・・

しかし、うちがお世話になっているお寺さんは、その家の都合の良いようにと言ってくださるので、ついそれに甘えてしまっています。

 

ただ、それでも、わが家にとってお定飯は特別な日。

いつもご先祖さまへの感謝の気持ちを込めてお勤めしています。

橋爪のよもぎだんご遊び。

2012.06.28

konpiraana.JPG

 

養老町橋爪の上り養老サービスエリアの側に、地元で「こんぴらさん」という名で親しまれている金毘羅社があります。

 

この橋爪の金毘羅社、不思議なことに、土台の石に、たくさん小穴があいていて、私も初めて見たときは、これが何なのか分からなかったのですが・・

 

あとでこれが、昔の子どもたちが「よもぎだんご遊び」をしてつけた跡だと分かりました。

 

どうやら昔の橋爪の子ども達は、よもぎの葉を摘み集め、こんぴらさんの周りに陣取り、小石を片手に、この穴でコツコツとよもぎだんごをつくって遊んでいたみたいですね。

 

とても楽しい遊びのひとつだったそうです。

 

たしかに、改めて土台にびっしりと並ぶ穴をみていると、子どもたちが夢中で、よもぎをつぶしている姿が目に浮かびますね。

 

ちなみに、この金毘羅社が現在地に移されたのは、昭和40年7月15日のことで、それまでは、旧牧田川堤防上にありました。

また、現在、金毘羅社の隣にある大神宮常夜灯の土台には、小穴がないところをみると、この「よもぎだんご遊び」が橋爪で流行したのは、きっと昭和40年よりもっと前のことなんでしょうね。

 

しかし、私としては、よもぎがすり潰しただけで丸い団子になるのかといった、ちょっとつまらないことも気になります。

一体どんなものなんでしょうか。

 

一度、あそこで、作ってみようかな。

 

konpiratotoumyou.JPG

お初夜講の阿弥陀さま。

2012.06.21

taamidasama.jpg

 

養老町田には、12の班がそれぞれ1ヶ月ずつ仏像をお守りし、次月になると仏像を次の班へ送る、お初夜講(おしょやこう)という講があります。

 

その内容については、2年前の聞き取り調査でお話しを聞くことができていて、タギゾウくんの養老ノートにも少しまとめておいたのですが、これまで仏像の実物を見る機会はありませんでした。

 

しかし、2日前、この養老町田が大切にしている仏像を見せていただくことができました!

上の画像が、その仏像です。

 

聞き取り調査のまとめでは、60cmくらいとしてしまっていましたが、実物は25cmくらいでしょうか。60cmというのは、厨子の大きさで、聞き違えをしていたみたいです。

 

また、この仏像の由来については、水害の時に流れついた仏像を、もったいないので村でお守りするようになったという話しを聞いていましたが、新たに、村で祀られていた阿弥陀さまを廃仏毀釈から守るため、集落全体で順番に回すようになったという話しも聞くことができました。

さらに、送るのは仏像だけではないみたいですね。

 

まだまだ分からないことが多いですが、お聞きした話の中に、養老町田の歴史を考えるヒントがたくさん含まれているような気がしました。

 

とりあえず、情報を整理して、養老ノートに追記するところから始めようと思います。

田植え団子。

2012.06.04

tauedango.JPG

 

養老町では、田植えが終わって農作業が一息つくと、田植え団子を作って食べる習慣があります。

 

この田植え団子は、野上がり団子とも呼ばれ、田植えでお世話になった人に配ったり、お仏壇に供えたりするのですが・・

 

よく聞いているうちに、どうやら養老町には様々な田植え団子があることが分かってきました。

 

聞いた範囲の話ですが、西岩道や押越、高田、石畑などでは、小麦粉を熱湯で練って粒あんを包み、サンキライ(サルトリイバラ)の葉で、はさんで蒸すのが主流で、飯田は葉っぱを使わず、その代わりに食紅を付けた餅米を使い、大巻では同じ葉っぱでもミョウガを使うようです。

 

また、同じ田植えをする家でも、作って配る家ともらうだけの家があったり、田植えの合間におやつとして振る舞われたりするところもあるみたいですね。

 

色々な人に話を聞くうちに、何が本来なのか、よくわからなくなっちゃいました。

 

ちなみに、下のレシピが石畑版の田植え団子です。 

沸騰したお湯をかけた小麦粉を、手早く混ぜるコツさえつかめば、あとは簡単ですので、ぜひお試しください。

 

【材料(50個分)】

小麦粉(薄力粉) 1kg

片栗粉 150g

塩 小さじ1.5

熱湯 2600cc

サンキライの葉 100枚(1つにつき、2枚)

粒あん 1kg

 

【作り方】

   大きなボールに、小麦粉・片栗粉・塩を入れてよく混ぜる。

   ①に熱湯を2000cc入れ、手早く混ぜる。

   生地の硬さを確認しながら、残りの熱湯を少しずつ入れて良くこねる。

   ③と粒あんを50個に分けて丸めておく。

   丸めた③を直径10cmくらいに広げて粒あんを包み、サンキライの葉で挟む。

   ⑤を蒸し器に並べ、10分強ほど蒸す。

   蒸し器から取り出し、冷ましてできあがり。

 

tauedangotukurikata.JPG

田んぼの代掻き(しろかき)。

2012.05.29

shirokaki_120529.JPG

 

5月も終わりが近づき、養老町でも田んぼが忙しくなってきています。

わが家でも、晩稲のハツシモを作っているので、この土曜日に代掻きをしました。

 

代掻きとは、田起こしが済んだ田んぼに水をはって、土をさらに細かく砕き、土の水面を平らにする作業です。

苗を植えやすくしたり、苗の根付きを良くするのが主な目的になります。

 

家では、土を落ち着かせるためにも、田植えの1週間くらい前にはこの作業を行っていて、今週末の土日が田植えの予定です。

 

ただ、今のところ天気はあまりよくなさそうですね・・

 

とはいえ、田植えはいつでも雨天決行です。 

わが家の男手には、秋の収穫のため、しっかり頑張ってもらうこととします。

おだいほんさん。

2012.05.15

odaihon.JPG

 

養老町では、自宅で葬式を出すときに、阿弥陀如来の掛け軸を、お寺から借りることがあり、これを「おだいほんさん」と呼んでいます。

 

漢字では、「大本尊」と書くそうです。

 

昔は、お仏壇のない家が多く、そうした家が自宅で葬式を出す際に、お寺から大本尊を借りたことが、その由来みたいですね。 

ただ、今ではその名残で、お仏壇がある家でも、大本尊を借りていかれるようになりました。

 

上の写真は、養老町西岩道の長顕寺にある大本尊。

 

私がはじめて大本尊を見たのは、48年前の祖父の葬儀でした。 

ただ、そのとき、わが家にも仏壇はあったので、昭和39年頃には、仏壇がある家でも大本尊をお借りするようになっていたということだと思います。

稚児行列。

2012.05.08

tigo_gansenji.JPG

 

養老町上之郷の願専寺で、宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要の最終日である4月30日(月)に、稚児行列(ちごぎょうれつ)が行われました。

 

ちなみに、御遠忌(ごえんき)とは、浄土真宗のお寺で50年ごとにお勤めされる宗祖の回忌法要のことです。

 

法要の開催は、ポスターや口コミで周知され、当日は約350人の幼児や小学生がお稚児として集まり、上之郷地内を練り歩きました。

私も子ども達を連れて参加したのですが、付き添いの家族も含めると1,000人以上の参加者があったようです。

 

稚児行列では、男の子は烏帽子、女の子は天冠を被り、それぞれ稚児衣装を着て、手には蓮の花を持って歩くのですが・・

歩きにくいので、ぐずっている子もけっこういましたね。

 

詳しくは知りませんが、神社や寺院で行われる稚児行列に3回でると良いと聞くので、もうあと1回、子ども達をつれて参加しようと思っています。

 

とりあえず、10月の光敬寺が候補かな・・

ふるさと養北探検。

2012.05.07

youhokutankenh24.jpg

 

先週の火曜日、養北小学校で「ふるさと養北探検」が行われました。

 

これは、養北小学校の6年生が、地元講師を招いて、校区の文化遺産を訪ねて歩くというものです。

毎年恒例の授業になりつつありますね。

 

当日は天気もよく、輪中堤や渡船場など、地域の歴史を学ぶにはうってつけでした。

象鼻山古墳群や日吉遺跡のことも、取り上げていただいたようです。

 

この授業では、現地に着くと説明があり、6年生は、その中から印象に残った内容をメモに取るのですが・・

 

やはり、同じ話でも、受け取り方や、興味をもつところが違いますね。

ちょっと覗いてみたのですが、ずいぶん個人差がありました。

 

私も、次に子ども達の前に立つときは、もう少し工夫をしてみたくなりました。

 

youhokutankeih24_2.jpg

前の20件 1  2  3  4  5  6  7  8  9

Category
いきもの (133)
まちのうわさ (35)
周知 (486)
歴史 (28)
神様 (25)
祭り (49)
考古学 (46)
風景 (177)
養老ナビ (58)
養老町の人々 (84)
最新記事
令和5年度キノコワークショップの参加者募集
第26回岐阜県文楽・能大会 ようろう2023の開催について
タギゾウくんのクイズラリーの特別賞の配布終了について
タギゾウくんのクイズラリー2023
養老町こども歴史ワークショップ「養老石で火をおこそう」を開催します
Archives
2024年1月の記事
2023年9月の記事
2023年7月の記事
2022年11月の記事
2022年10月の記事
2022年8月の記事
2022年7月の記事
2022年6月の記事
2022年5月の記事
2022年4月の記事
2022年2月の記事
2021年11月の記事
2021年8月の記事
2021年7月の記事
2021年6月の記事
2021年5月の記事
2021年3月の記事
2021年1月の記事
2020年12月の記事
2020年9月の記事
2020年8月の記事
2020年7月の記事
2020年5月の記事
2019年12月の記事
2019年10月の記事
2019年9月の記事
2019年8月の記事
2019年7月の記事
2019年6月の記事
2019年4月の記事
2019年3月の記事
2019年2月の記事
2019年1月の記事
2018年10月の記事
2018年9月の記事
2018年8月の記事
2018年7月の記事
2018年6月の記事
2018年5月の記事
2018年4月の記事
2018年1月の記事
2017年12月の記事
2017年11月の記事
2017年10月の記事
2017年9月の記事
2017年8月の記事
2017年7月の記事
2017年5月の記事
2017年4月の記事
2017年2月の記事
2017年1月の記事
2016年12月の記事
2016年11月の記事
2016年10月の記事
2016年9月の記事
2016年8月の記事
2016年7月の記事
2016年6月の記事
2016年5月の記事
2015年10月の記事
2015年9月の記事
2015年8月の記事
2015年7月の記事
2015年6月の記事
2015年5月の記事
2015年4月の記事
2014年12月の記事
2014年10月の記事
2014年9月の記事
2014年8月の記事
2014年7月の記事
2014年6月の記事
2014年5月の記事
2014年4月の記事
2014年3月の記事
2014年2月の記事
2014年1月の記事
2013年12月の記事
2013年11月の記事
2013年10月の記事
2013年9月の記事
2013年8月の記事
2013年7月の記事
2013年6月の記事
2013年5月の記事
2013年4月の記事
2013年3月の記事
2013年2月の記事
2013年1月の記事
2012年12月の記事
2012年11月の記事
2012年10月の記事
2012年9月の記事
2012年8月の記事
2012年7月の記事
2012年6月の記事
2012年5月の記事
2012年4月の記事
2012年3月の記事
2012年2月の記事
2012年1月の記事
2011年12月の記事
2011年11月の記事
2011年10月の記事
2011年9月の記事
2011年8月の記事
2011年7月の記事
2011年6月の記事
2011年5月の記事
2011年4月の記事
2011年3月の記事
2011年2月の記事
2011年1月の記事
2010年12月の記事
2010年11月の記事
2010年10月の記事
2010年9月の記事
2010年8月の記事
2010年7月の記事
2010年6月の記事
2010年5月の記事
2010年4月の記事
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31