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稚児行列。
2012.05.08
養老町上之郷の願専寺で、宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要の最終日である4月30日(月)に、稚児行列(ちごぎょうれつ)が行われました。
ちなみに、御遠忌(ごえんき)とは、浄土真宗のお寺で50年ごとにお勤めされる宗祖の回忌法要のことです。
法要の開催は、ポスターや口コミで周知され、当日は約350人の幼児や小学生がお稚児として集まり、上之郷地内を練り歩きました。
私も子ども達を連れて参加したのですが、付き添いの家族も含めると1,000人以上の参加者があったようです。
稚児行列では、男の子は烏帽子、女の子は天冠を被り、それぞれ稚児衣装を着て、手には蓮の花を持って歩くのですが・・
歩きにくいので、ぐずっている子もけっこういましたね。
詳しくは知りませんが、神社や寺院で行われる稚児行列に3回でると良いと聞くので、もうあと1回、子ども達をつれて参加しようと思っています。
とりあえず、10月の光敬寺が候補かな・・
ふるさと養北探検。
2012.05.07
先週の火曜日、養北小学校で「ふるさと養北探検」が行われました。
これは、養北小学校の6年生が、地元講師を招いて、校区の文化遺産を訪ねて歩くというものです。
毎年恒例の授業になりつつありますね。
当日は天気もよく、輪中堤や渡船場など、地域の歴史を学ぶにはうってつけでした。
象鼻山古墳群や日吉遺跡のことも、取り上げていただいたようです。
この授業では、現地に着くと説明があり、6年生は、その中から印象に残った内容をメモに取るのですが・・
やはり、同じ話でも、受け取り方や、興味をもつところが違いますね。
ちょっと覗いてみたのですが、ずいぶん個人差がありました。
私も、次に子ども達の前に立つときは、もう少し工夫をしてみたくなりました。
「ぞうびさん」のリニューアル。
2012.05.02
今日、「ぞうびさん-3Dアニメーション-」に、新たに3つのペーパービジョンを追加しました。
これで、象鼻山古墳群のイメージキャラクターは全部です。
とても楽しい内容になっていますので、ぜひ一度ご覧ください。
これを機に、象鼻山古墳群に興味をもっていただいたり、もっと身近に感じていただけるようになるとうれしいです。
土屋禮一展が開催されています。
2012.05.01
先週の土曜日から、大垣市スイトピアセンターアートギャラリーで、「土屋禮一展-なつかしさを求めて-」が開催されています。
期間は6月3日(日)までで、入場料は一般600円、高校生以下は無料です。
土屋禮一氏は、養老町高田の出身で、日本を代表する日本画家の一人。
養老町の名誉町民賞を受賞された方でもあります。
私も初日にお邪魔したのですが、養老町を描いた風景画などが展示されていて、とても見応えがありました。
また、瑞龍図を見ることができたことで、土屋禮一氏の父である輝雄氏の龍を見る楽しみが増したような気がします。
みなさんも、ぜひこの機会に、土屋禮一氏の作品に触れてみて下さい。
詳細はこちらです。
大巻薩摩工事役館跡の藤。
2012.04.27
4月も終わりになり、養老町でも、ちらほら藤の花を見かけるようになりました。
ただ、見頃になるには、もう少し時間がかかりそうですね。
状況を確認しに行った、養老町大巻の大巻薩摩工事役館跡の藤も、まだこれからという感じでした。
ところで、この薩摩工事役館跡の藤には、一つ気になる話が残っています。
それは、根古地湊で貨物取扱いなどをしていた若松屋の大藤が、昭和52年の牧田川堤防増築工事で移転か伐採かの運命に立ち至り、養老町薩摩義士顕彰会の申出により、役館跡への移転が実現したというものです。
若松屋の当主は、長く大事にしてきた藤が、薩摩義士の役館跡で受け入れてもらえるならと、寄附を快諾されたそうです。
この経緯についての詳細は、養老町文化財保護協会が刊行した「養老町の文化財」第41号(昭和56年10月)に記述されているのですが・・
実は、現在の藤が、この若松屋の藤であるのかどうかの確認が、まだとれていません。
昭和52年当時、すでに老木だったようなので、ひょっとしたら違うかもしれません・・
当時の移転に関わった方々についての情報も残っているので、近いうちにお話を伺いにいこうと思っています。
できれば、そうであってほしいです。
烏江八幡神社の八重桜。
2012.04.26
先週の日曜日、養老町烏江の八幡神社境内で、満開の八重桜を見つけました。
わたしは、これまで八重桜の実物をみたことがなかったので、花ひとつひとつのボリュームに驚きました!
花びらの枚数が多くて、小学校の時に紙で作った花飾りみたいですね。
ちなみに、養老町烏江の八幡神社は、鎌倉時代の創建と伝えられている神社で、平成9年に現在地へ遷座されました。
元は、牧田川堤防の脇にあり、二度の遷座を経て、今の位置に落ち着いたそうです。
この八重桜、昨日確認したときはまだ散っていなかったのですが、今日の雨で散ってしまわないかが心配です。
ぜひ散ってしまう前に、一度ご覧になってみてください。
ところで、八重桜の花はどうやって散るんですかね・・・
関戸五作碑。
2012.04.24
養老町大巻の神明神社の境内に、関戸五作(せきどごさく)の碑があります。
この関戸五作は、郡会議員を2期務め、養老町大巻の治水に尽力した人物なのですが、碑の前の御酒器に、薩摩藩島津氏の家紋である丸に十の字が刻まれているのが気になります。
関戸五作は、大垣浅草村の庄屋の子孫で、この土地の庄屋に婿入りした人なので、直接鹿児島との関わりはなかったと思うのですが・・
ちょっとよくわかりません。
ただ、なんとなく宝暦治水をはじめとした、当地域と鹿児島との関係の深さが背景にあるような気がします。
この関戸五作碑の情報は、「タギゾウくんの養老ナビ」に登録してあります。
気になった方は、ぜひ一度現地を訪れてみてください。
「養老白石」の刊行予定。
2012.04.24
今日、養老町白石に、資料借用のお願いに伺った際、養老町白石の歴史についてまとめた冊子を刊行する予定があることを教えていただきました。
冊子の名前は、「養老白石」です。
現在、校正中とのことだったので、今年の夏までには、頒布が期待できそうですね。
私も少し見せていただいたのですが、地域と深く関わってきた方にしか、まとめられないような充実した内容でした。
今から完成が楽しみです。
そして、できればこの機会にデジタルデータも作成して、このホームページの電子書庫のコーナーでも公開させていただけると、ありがたいです・・
なんとか、よろしくお願いします。
学校教育現場へのお願い。
2012.04.23
先週の金曜日、養老郡教科研究会の社会科部会で、5月公開予定の「タギゾウくんの自由研究」を、ご説明する機会を頂きました。
まずは、その存在を知ってもらうことが大事ですよね。
さらに今後は、学校で子ども達と直接関わっている先生達の意見をお聞きして、より具体的な活用方法を考えていきたいと思っています。
ぜひ、ご協力をお願いいたします。
この「タギゾウくんの自由研究」、コンテンツの公開はまだですが、チラシは電子書庫のパンフレット類のコーナーで公開しています。
こちらも、ぜひご覧ください。
人とともに暮らすヘビ。
2012.04.20
昨日、養老町高田の路地で、アオダイショウに出会いました。
ネズミなんかをエサにしているので、やっぱり、人家に近い場所に棲んでいるんですね。
養老山地のほうでは全く出会えず、あちらで見かけるヘビはマムシばかりでした。
ただ、この近くは、けっこうカラスが多く、タヌキなんかの目撃例も・・
アオダイショウは、これまで当ホームページでは紹介できていなかったヘビなので、なんとか天敵達の目を逃れて、またシャッターチャンスの提供をお願いしたいところです。
金草川のハナニラ。
2012.04.19
先週の日曜日、金草川(かなくさがわ)の堤防で、ハナニラという白い花をみつけました。
ハナニラは3~4月に開花する植物で、星のような形をした6枚の花びらが特徴的です。
花の色には数種類あり、ポピュラーなのは、白色と青色みたいですね。
そして、このハナニラのもう一つの特徴が、茎や葉からするニラの香り!
花の甘い香りとは対照的で、日頃、私たちが食べているニラに近い香りがしました。
茎や葉をちぎった断面から染み出す液体が原因なんでしょうか。
役場周辺でもよく見かけるので、皆さんも、ぜひ一度、香りを楽しんでみてください。
ただ、口にはしないでくださいね。
タギゾウくん紙芝居6の貸し出し。
2012.04.18
養老町教育委員会では、今日から、タギゾウくん絵本「タギゾウくんと、トサの国の人形劇団」の紙芝居の貸し出しを始めました。
窓口は、養老町図書館です。
養老町図書館には、これまで作成したタギゾウくん絵本の全ての紙芝居があります。
ぜひ、ご活用ください。
養老町橋爪の弁天様祭り。
2012.04.17
先週の日曜日、象鼻山山頂で弁天様祭りが開催されたので、お邪魔してきました。
これまでは、4月15日に行われていましたが、去年あたりから4月15日に近い日曜日に変更になっていたみたいです。
私は今回、子ども連れで象鼻山に登ったので、神事の後にお参りさせて頂き、その後、満開の桜の下でおやつを食べたのですが・・
5歳の子が興味を示したのは、満開の桜ではなく、象鼻山1号墳からの眺望でした。
子どもにとって、高い場所から、自分たちが住んでいる場所をみることは、新鮮な驚きがあるみたいですね。
象鼻山は標高140mの山で、子どもでも十分に登れます。
皆さんも、ぜひ一度子ども達に、象鼻山からの眺望を見せてあげてください。
養老町直江の元八幡神社碑。
2012.04.16
牧田川の南岸を通行していると、草むらの中に、「元八幡神社跡」と刻まれた石碑が建っています。
これが、昭和26年(1951)に、直江の春日神社境内に合祀された直江八幡神社の元位置になります。
牧田川の水害により、本村が牧田川北岸に移ったことが、遷座の契機でした。
この石碑の位置に立つと、牧田川の改修が、養老町直江にいかに大きな変化をもたらしたかを、感じることができますね。
何も知らなければ、ここに神社があったなんて、思わないようなところになっています。
この情報は、タギゾウくんの養老ナビに登録してあります。
興味のある方は、ぜひ一度、この場所を訪れてみてください。
上方古墳(うわがたこふん)。
2012.04.13
養老町上方には、上方古墳と呼ばれる、いまだに位置が特定できていない古墳があります。
唯一の手掛かりは、昭和35年(1960)に刊行された「白鳥神社史」にある、ぬくとばの畑の中から3点の須恵器を掘り出したという記述。
出版に携わった方に、お話しを聞いたりもしたのですが、結局ぬくとばが何なのかさえ、よく分かりませんでした。
ちなみに、上の写真が、出土した3点の須恵器になります。
粗い画像ですが、6世紀後半から7世紀前半くらいに属する資料ですよね。
白鳥神社史には、採集地点周辺において今後も破片が見つかるだろうと書かれているので、この言葉を信じて、引き続き発見に努めていきたいと思います。
桜井古墳(坂尻古墳)の石室石材。
2012.04.12
養老町桜井には、大正10年2月に、破壊されてしまった古墳があります。
その古墳の名前は、坂尻(さかじり)古墳。
破壊された当時は、桜井(さくらい)古墳と呼ばれていました。
横穴式石室をもつ古墳で、石室からは普通の人より長大な5体の人骨のほか、5本の剣と、多数の須恵器(すえき)と呼ばれる器が出土したのですが・・
現在、出土品の多くは、その所在がはっきりしていません。
ただ、養老町に残った2点の須恵器や、東京国立博物館に所蔵されている関係資料から、おおよそ6世紀後半を中心とした遺跡と考えられています。
また、平成22年度に行った聞き取り調査では、この坂尻古墳の石室石材が、桜井白鳥神社の石垣に使用されているというお話を聞くこともできました。
ちなみに、お話では、10数個の石材を、石垣に使用したとのことだったのですが・・
現地確認では、どの石がそうなのか、いまいちよく分かりませんでした。
唯一、参道階段の左手の石は、可能性が高いですかね。
いずれにせよ、もう少し、いろいろと調べておく必要がありそうな古墳です。
妙見堂の花祭り。
2012.04.11
4月8日(日)に、養老公園の妙見堂で、お釈迦様の生誕を祝う花祭りが行われました。
私が妙見堂にお邪魔するのは、これで4回目ですが、これまでで一番多くの方が、お参りされていました。
また、7名の僧侶による読経でも、東日本大震災の被災者への哀悼が込められていて、毎月8日の例祭とは、少し雰囲気が違っていました。
そして、この花祭りの最後には、参拝者が、御堂の中のお釈迦様に、甘茶をかけて、手を合わせるのですが・・
たくさんの参拝者に気後れして、私は遠くから手を合わせるだけで帰ってきてしまいました。
帰り道は、桜を楽しみながら、養老公園内を養老駅まで歩きました。
この時期の養老公園は、桜だけでなく雪柳も見頃になるので、ぜひお出かけください。
H24養老町薩摩義士顕彰会春季慰霊祭。
2012.04.10
今日は、午前10時から、大巻薩摩工事役館跡で、養老町薩摩義士春季慰霊祭が行われました。
思ったよりもあたたかく、児童の中には、ちょっと気分が悪くなる子もいましたが・・
約300名の方々にご参列頂き、なんとか無事に終了することができました。
ありがとうございます。
例年ですと、この時期すでに散り始める桜も、今年は満開でしたね。
そのため、準備の合間には、桜を楽しむこともできました。
春季慰霊祭では、改めて薩摩義士の業績を確認することもでき、とても有意義な1日になりました。
大巻薩摩工事役館跡のライトアップ。
2012.04.09
養老町大巻にある大巻薩摩工事役館跡では、桜が見頃になるこの時期だけ、夜間のライトアップを行っています。
ライトアップの時間は、午後6時から午後9時まで。
とても幻想的な雰囲気ですので、お時間があえば、ぜひお立ち寄りください。
また、明日は、この大巻薩摩工事役館跡で、養老町薩摩義士春季慰霊祭が執行されます。
参加自由となっていますので、こちらもぜひお出かけください。
開始時間は、午前10時です。
明日は、天気も良さそうですし、桜もちょうど満開。
義士の霊を慰めるには、うってつけの日和になりそうです。
絵本6の公開。
2012.04.06
今日から、タギゾウくんの絵本シリーズ第6弾「タギゾウくんと、トサの国の人形劇団」を公開しています。
PDFとEPUBの2種類のデータ形式を用意してありますので、お好きな方を選択してください。
ちなみに、絵本に出てくるトサの国の犬のモデルは、四国犬になります。
四国犬は、古くは土佐犬と呼ばれていましたが、土佐闘犬との混同を避けるために改称された日本犬の一種です。
こちらのほうが、絵本のイメージにあうと判断しました。
ぜひ、タギの国とトサの国の、人形浄瑠璃を通した交流に触れてみてください。